Nikon EMの試し撮り現像があがってきた。
先週手に入れたニコンの絞り優先専用機Nikon EMの試し撮り現像があがってきた。盛大に光線漏れしてるんで、やっぱりモルトは綺麗に交換だなと思いつつ、この雰囲気もなかなか良いんじゃないかと思ったり笑。
このEMはもともとモルト劣化と表記された委託品でお店では未整備だったから、モルト交換は必須かなとは思ってはいたんだけど、まずは試しにこのまま撮ってみようと思ったんだよね。
EMの光線漏れは良く言われるらしく、背面蓋のヒンジ部分は特にモルトが劣化してるとすぐ光が漏れるらしい。僕は実はこれまで中古カメラでモルト交換したのはHasselblad 500C/Mだけで、その他のフィルムカメラは購入してから一度もモルト交換したことは無いんだよね。でも、ちゃんと撮れてきたんで、今回のEMもちょっと期待したんだけどね笑。
なので、今度ばかりは人生初の「じぶんでモルト交換」をしてみようかなと。Hasselbladは修理店でモルト交換してもらったんだけど、EMならまあフィルムユーザーさんらがアップしているネット記事見ながらなんとかできそうかなと。にわかに緊張している笑。
まあモルトのことは置いといて、レンズとフィルムの写りのほうなんだけど、これが想像したよりなかなか良いなと。レンズはニコンの廉価レンズと言われるシリーズE、F値も控えめな開放値の35/2.5なんだけど、なかなかエモーショナルな写りをする。光線漏れしていない写真とかだと、Nikkorのレンズとなんら遜色ないと思うんだけど、どうだろう。
あと、フィルムが良いだろうね、FUJIFILM C200。業務用100が値上がりして以来、僕のお気に入りのC200なんだけど、実に柔らかくいい描写をする。シリーズEレンズとの相性もいいのか、f値2.5とは思えない抑揚のある写りをする。フィルム写真の描写はレンズとフィルムの組み合わせの妙だから、これはなかなかのマッチングかもしれない。
それにしても、こうやって眺めてみると、光線漏れも悪くないなと笑。絞り優先専用機というより光線遊び専用機として、このままモルト交換せずに使ってみるのもアリなんじゃないかと思えるほど笑。やっぱりフィルムはこういう揺らぎや曖昧さが混じるところがおもしろいんだよね。しばらくこのまま使い続けてみようかなあ。