フィルムカメラ

フィルム価格の高騰がなかなか本気出しておる。

ここ最近常用だった35mmフィルムたち

きのう「フィルムカメラなら安く手に入るよ」と書いたばかりなんだけど、肝心のフィルムのほうがなかなか無視できない程度にジワジワと値上がりしていて、ちょっと驚いている。

フィルム価格の高騰は今に始まったわけじゃないし、ここ数年見てきてその止まらない値上がりの加速感も騙し騙し受け入れてきたわけだけど、感覚的にはひと頃の「倍の価格」になっている感覚があって、最安値のものでも36枚撮りなら600円〜700円、プロ用の高級フィルムの類になると軽く¥1,000を超えて、感覚的には¥1,500が当たり前な感じだろうか。一本の値段だからね。

一ヶ月前くらいかな、やはりフィルム価格の高騰についてブログを書いたんだけど、このフィルム価格の値上げスピードは割と尋常じゃないから、こうしてひと月もせずに再びフィルム価格のことを書いていることにじぶんでも少し驚く。

いや、そして毎回そうなんだけど、この話に結論はないんだ。もはや永遠の課題というかね。フィルムで撮りたい気持ちと、フィルム価格の値上がりスピードの、まさに我慢比べみたいなことが続いていて、正直解決策も特には思い浮かばない。常にある不安感みたいなものを封印しながら、どこか罪悪感みたいなものを感じながら消費しているところもなくは無い。

でも、これだけ好きなフィルムを「罪悪感」とか「後ろめたさ」みたいなものを感じながら使うのも、どこか心底楽しめていない感じがして、なんだか後味が悪い。僕がそう思うんだから、若い人たちなんかはこのフィルムのコストはけっこう深刻なテーマなんじゃないだろうか。

24枚撮りなら一見安くは見えるんだけど、現像代は36枚撮りと一緒だから、そうなるとやはり36枚撮りのほうを選びたくなる心理が働く。昔は僕も使い勝手の良さであえて24枚撮りを常用してたけど、その僕でさえコスト的に36枚撮りを選びたくなるなるからね。

いや、コダックもイルフォードも、ロモグラフィーも、そして我らが国産富士フイルムも、相当な企業努力でフィルム販売を維持してくれているのは分かってるんだけど、おそらく近いうちに最安値でも36枚撮りフィルムが一本あたり¥1,000を超えそうな気がして、なかなか深刻なことになってきている。

フィルムはね、間違いなくいまの時代にその価値が見直されてきていて、いい感じに若い人たちの間でも根強いファンができてきてるんだ。その手応えはしっかりある。けれど、注意してTwitterなんかを見てると、そのフィルムコストの高さゆえに、渋々だけどデジカメに鞍替えして、オールドレンズを楽しむことで我慢するか、というような声も目につく。

もったいない現象だよな、これって。せっかくスマホカメラでは得られない感動が一定の支持を得てプチ定着するチャンスでもあるのに、なんとも歯痒いというか、なんかこの流れを食い止める妙案はないものか、そんなことばかり考えている。

いや、この世からフィルムは無くならないという変な確信もあるんだけど、一本あたり数千円もするような超ゴージャスな趣味になってくんだろうなという予感ばかりが募ってね、なかなか楽観的ではいられないじぶんがいる。

僕がデジカメを再開したのは、どこかそういう気分があって、フィルムがコスト的に続けられなくなった時にシャッターを切ることをやめたくないから、デジカメも今のうちから楽しめる工夫を日々に織り交ぜていこうという気持ちがやはりあるんだよね。まいったね、ちょっと答えのない話だけど、引き続き、この話題はウォッチし続けていこうと思う。せつないんだけどね。

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