これはたぶんみんなやることが異なると思うけど。僕の場合は、脳が少々目の前のことを処理しきれないなと思ったら、外へ出る。とりあえず歩く。いつもとは違う道を歩く。鞄の中にはいつものRICOH GRが入っている。何かを撮るかもしれないし、撮らないかもしれない。とにかく歩くことでその状況の脱出の仕方が脳の中で動き出す。何も撮らないかもしれないGRだけど、ふと思い立った時に撮れるという身は、同じ歩くでもずいぶん心落ち着く。GRとはそんなカメラ。いることさえも感じさせないけど、いざ撮るとなったらAPS-Cセンサーでもって撮れる。これはほぼ使わないかもしれないけど相当の馬力のあるスポーツカーで街の中をゆっくり流すような感覚だろうか。GRと付き合い始めてたぶんちょうど一年くらい。いまやGRを持たない平日はちょっと考えられない。GRとはそういうにんげんのようなカメラなのだ。
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