じぶんメモ

半世紀以上も使われ続けるって、夢が込められてないとそうはいかない。

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半世紀以上も使われ続けるって、夢が込められてないとそうはいかない。

僕はいま半世紀以上も経て実用品として使われ続けているクラシックなカメラたちに本当に魅せられている。眺めているだけでも美しいなと思うのに、そのうえしっかり撮れて、しかもその写真の質感はどうかしたら現代の最先端カメラが作り出す絵より惚れ惚れするなんて、ちょっと素敵じゃないかと。開発当時の技術者たちはじぶんたちが作り出す製品が半世紀以上経っても使われ続けることを想像してたのだろうかと考えたけど、いや、半世紀以上、ひょっとしたら100年先まで使われ続けることを夢見て、そしてその壮大な夢が込められたドリームプロダクトだからこそ、ここまで製品として生き残り、いまだに人々に愛され続けてるんだろうなと思う。長持ちするいいものを作るほど、買い替え品は売れなくなるわけだけど、そんなことを度外視してもひたすらいいものを作り出すことに賭けた人たちの迫力なんだろうな。僕はひとり部屋でカメラを手に持ったり眺めたりしながら、それだけで心が満たされたり、なにか向上心みたいなものが刺激されたりすることがとても心地いい。カメラがなくても写真は撮れる世の中だけど、カメラがあると確実に何かが変わる。そこに込められたアルチザンたちの夢がノリウツルのがカメラなんだ。