ストラップでカメラに命を吹き込む。
先日手に入れたNikon F2 フォトミックAの試し撮りへ出かけようと、手持ちの在庫ストラップの中からプロストラップを選んでつけてみたんだけど、どうだろう。
このプロストは、実は以前持っていたF2アイレベルの購入時にカメラ屋さんがおまけでつけてくれたもの。以来ずっとF2アイレベルにつけていたんだけど、F2アイレベルを手放して以来、ずっと主人が空席になっていた。
そこへ今回、フォトミックという形を変えてF2が戻ってきたんで、迷わずプロストは「指定席」に収まることになった。
こうしてカメラとストラップだけで写真で見ると少々派手に見えるんだけど、外で人が装着している姿を見ると、不思議と収まりはいいんだよね。まあ、僕はとてもプロフェッショナルには見えないんで、そこはご愛嬌なわけだけど笑。
僕はプロスト崇拝者では全然無いのだけど、このストラップは黄色が効いていてやっぱりNikonらしいのが気に入っている。
こだわっているわけでもないんだけど、僕の他のNikon機にも大抵、黄色と黒ベースのNikon製ストラップがついていて、結果的にNikon純正のストラップばかりになった。
Nikon Fだけは今年の誕生60周年を記念してニコン・ミュージアムのほぼ黒のオリジナルストラップをつけてるけど、Nikon Dfも購入時についてきた黒ストラップは使わずに、黄色ストラップを別途購入してつけている。
たかがストラップかもしれないし、見た目なんかより使い心地重視で選ぶのが本来のストラップの選び方なのかもしれないけど、僕の中ではストラップとはカメラに命を吹き込むアイテムのような思いがあるんだよね。
カメラ屋でそのカメラを手に入れた時、もちろんそのカメラは美しく艶かしいルックスではあるんだけど、まだ命が吹き込まれる前の物体のような感じなんだ。その物体をいざじぶんが使うために、ソノ気になるための、もしくはじぶんと一体になるための儀式が「ストラップの装着」、そんなイメージかな。
ほら、カメラ販売サイトとかでカメラの写真がアップされてるけど、あれってどこか無機質なモノに見えるんだけど、一方で実際にユーザーの人たちがTwitterなんかにあげている使用カメラの写真たちは生き生きとしてるでしょ。で、僕は断然、後者のリアルなカメラの姿が好きだ。
ストラップとは、カメラが飾られてるんじゃなくて生き生きと活動してる証なんだよね。ストラップはファッション性を見出せるアイテムでもあるんで、その人の好みやこだわりでバリエーションは無限なのもいいよね。
僕はNikonイエローが好きでこんな風にストラップを楽しんでるけど、カメラ女子のひとたちのカラフルだったりチャーミングだったりする個性的ストラップもかっこいいなと思う。その人その人の「命の吹き込み方」があるんだよね。
さて、ようやく命を吹き込み終えたNikon F2 フォトミックA。陽射しが少し和らいだら試し撮りへと近くを散歩してみようかな。あの甲高いパチン!というシビれるシャッター音を聴きながら。