Nikon FE

このブログは、カメラへの感謝のブログでもある。

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僕の初めてのフィルムカメラ Nikon FE

このブログは、カメラへの感謝のブログでもある。

僕の人生はほんと無趣味の人生だった。幸い好きな仕事に就けたことで仕事に夢中の大人人生で、休みの日はほんと死んだように寝て、なんとか生き返ってまた翌週踏ん張って走る、みたいなね。

それからすると、カメラに出会えたことはほんと感謝しかない。ひょんなことからデジタル一眼レフやRICOH GRに出会い、そこからじぶんの好奇心に素直に従ってみたら、フィルムカメラとフィルムライクなデジカメたちのとりこになっていた。ロードバイクに乗り始めたのも、カメラを持って遠出したかったからで、その延長のスイムも含めて、すべてはカメラが起点で僕の人生は再びいろいろ動き始めた。

それに投じたお金を考えると、ほんとに出会えて幸福だったかどうかはあやしいところもあるけど笑、まあ豊かな時間はプライスレスなわけで、不思議と後悔はない。たまに後ろめたさみたいなものは感じたりはするけど笑。

そんなカメラとの結びつきが濃くなるのと同じくして、僕のブログの内容も少し変化したかもしれない。なんというか、カメラにこれだけ世話になったんだから、こんな普通の僕ではあるけど、カメラに恩返しというか、カメラの発展だったり人気の広がりにちょっぴりでも貢献できないかと思うようになっていった。

カメラのある生活がちょっと人生を豊かにする感じを、ほかのカメラビギナーの人たちにも共有できないかなと。これだけスマホカメラの性能があがって、ふだんの写真ならスマホカメラでの撮影が当たり前になった世の中で、果たして少なくない予算を投じてカメラという道具をあえて購入する意味とは何なのか。ましてや、デジカメならいざ知らず、フィルム代や現像代までコストがかさむフィルムカメラを持つ意味なんてどこにあるのか。そんなことを、日々なにかしら発信していけないかなって。

とはいえ、カメラのことについて語られた記事はSNSやネット上にたくさんあるから、それらをなぞったところであまり誰かの役に立つイメージはわかない。だったら、僕みたいにカメラにスペックを求めるのではなくて、カメラにエモーショナルなモノやコトの豊かさを求める人へ向けて、じぶんの言葉でじぶんがよろこぶようなことを書いていけば、少なくとも僕と同じような誰かの役には立つんじゃないかと。

なので、たまにブログ内にコメントをもらったりすると、僅かでも「届いてる」という感慨深さがあってうれしい。なかには、このブログがきっかけの一つになってカメラを買いましたなんて報告を聞くこともあってね。それは、なにかカメラとカメラ業界やカメラ経済に少し恩返しができたような気もして、うれしいんだ。

カメラのために何かできること、といっても、世の中にはほんと多大な貢献をしてる人がたくさんいる。InstagramやTwitterなんかでシビれるような写真を発表してカメラ好きを増やそうとしている人も素晴らしいし、カメラの修理を通じてこのカメラ産業の屋台骨を支えている人たちも素晴らしい。自ら一念発起してカメラ屋をオープンしてカメラ経済を回そうと果敢に挑戦している人たちもいて、もうその行動力は尊敬に値する。

僕はとてもそこまではできないけど、そんな僕でも何かできないか。それがブログだったりするんだよね。僕がそうなように、カメラというのは誰かが使って楽しんでる様子を見聞きして、じぶんもそのモノやコトが欲しくなるものなんだよね。だから、どんな些細なことでもいい、じぶんがカメラにしてもらってうれしいことを、地道に一つひとつ綴っていこうと。じぶんが新しいカメラを手にするのもうれしいけど、最近は周囲の人が新しいカメラを手に入れる様子を見るのが、さらにうれしい。

フィルム市場だけじゃなくて、デジカメ市場も苦戦が伝えられるカメラの世界たけど、いやいや、こんなに人生を豊かにしてくれるものもそうないぞ!とジワジワとハートをたぎらせながら、きょうも明日も僕は懲りずにブログを更新するのである。じぶんと、カメラの世界を更新し続けるためにね。

追記)そうそう、いつのまにかこのブログが累計で100万ページビューを超えてました。たいそうなことは何一つ書けていないんだけど、それでも訪れてくれたカメラ好きの皆さんに感謝です。これを励みに、更新続けます!

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