写真に残すというのは、この星の歴史のために必要なんだ。決して大げさではなく。

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Leica M-P, Summilux 50/1.4

こんな光景も100年後にはまったく別物になってるんだろうか。通りの角に間接照明系のぼんやりとした灯りがともり、少し古風な佇まいを見せる街角、これがSF映画に出てくるようなクールなビル群に建て替わったりしてね。いや、未来は何もクールかどうかは分からない。むしろ朽ちていって、もっと明治や大正のような世界になっているかもしれない。いや、明治や大正の街の写真を見ると、朽ちてるというより全然モダンだから、この街角もそんな進化を遂げるかもしれないとかね。

そんなことを考えるにも、まずはその未来からの比較対象となる「今の街角」を写真に撮って後世に残しておかないと。それはやっぱりスマホカメラよりもカメラで撮るのがいい。だって、僕らから見て昔の写真たちはすべてカメラで撮られてるから、それらと比較する意味においてもカメラで撮り残しておいたほうがいい。カメラで撮ると空気みたいなものまで残せるからね。どうかしたら音まで録音されてるような写真もある。カメラの本当の価値は、スペックとかじゃなくて空気が写せるかどうかだ。どうだろう。

僕がスナップ写真に魅せられてるのは、そこに空気や音が封じ込められてる気がするから。今は平凡な街角の風景に見えても、数十年後や100年後に後世の人たちが見たら、それはやっぱりジンとするだろうなと思う。誰に見せるわけでもなくスナップ写真を撮ってるけど、強いていうならば後世の人のために撮っている、そんなことが言えるかもしれない。写り込む人たちの髪型やファッションも街を構成する景色としてはとてもたいせつ。そんなことを思いながら日々、いろんな場所、いろんな角度からスナップ写真を撮っている。僕にとっては単なる趣味ではあるけど、後世の人にとってはタイムマシンのような貴重なものになるかもしれないからね。いや、なるわけないか笑。

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