日記のようなもの

受け手より、できれば送り手でありたいなと思う。

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一般的にいえば”送り手=メーカーやメディア”で”受け手=読者だったり視聴者、商品使用者、生活者”ということになるだろうか。でも、今の世の中は一般の生活者の人たちが単に受け手一辺倒じゃなくて、時にSNSなどを通じてメディアや情報発信者になって、つまり送り手になることができる。

もちろん、メディアを専業にしているわけではない僕ら生活者は、どちらかというと日常のほとんどは”情報を受け取る側”であることがほとんどで、そんな大それた送り手を名乗ることはそうは無い。だけど、せっかく送り手にもなれる時代にあって、受け手になってばかりの毎日はもったいない。

だから僕はそういう時代の転換を肌感覚で感じ取りたくて、一年前の夏ブログを始めた。受け手でいるのは楽だけど、それは正確に言うと今の時代の醍醐味を大きく享受できてるとは言い難いと思ったからだ。情報の数や量にこだわらなければ毎日アプリを開いているTwitterやFacebook、Instagramだって十分メディアではある。でも、その限りなく今だけを相手とやりとりする感じは、送り手というより受け手同士みたいな気がする。

世の中は何もたいそうなニュースだけを求めているわけじゃない。ある地域で起こる街の胎動や、同じような価値観や境遇を背負った人たちの声、似たような趣味や同じような夢を持つ人の志なんかを知りたい人も、数こそ多くなかったとしても存在すると思う。そういう人たちにとって、小さな声でもいいから何かしら希望みたいなものを届ける送り手になれたとしたら、それは人としてちょっぴり幸福なこと。だから僕は一人でも読んでくれる人がいるならば、この小さな小さな声ではあるけどもブログを通じて発信していきたいなと考えている。受け手であるだけでも十分満たされる現代かもしれないけど、僕はできれば送り手でありたいな。せっかくメディアを持てる時代を生きているわけだから。

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