きょうはあまり写真を撮らなかった。朝、パン屋で行く時にカメラは持ち出したのだけど、あまり撮ることはなかった。撮る気がしなかったとかそういうことではなくて、僕の場合は忙しい時ほど写真を撮りたくなるから、今朝はその逆でかなりゆったりとした気持ちだったのかもしれない。
先週は心も体もどこか忙しくて、そうすると合間合間にシャッターを切って一度時間を止めたくなるんだよね。うまく言えないけど、写真を撮るということは僕にとっては心を落ち着かせることでもあるんだ。だから、これだけ長続きしているのかもしれない。
そうやって考えると趣味があるというのはとてもたいせつで、カメラとかスイムとかロードバイクとか、張りつめた心を少し溶かしてくれるモノだったり時間を持つというのは、仕事と同じくらい人生ではセットだ。若い頃はそんなことを考える余裕もなかったけど、いまはそう思う、心から。
みんな、生きてる以上は何かしらのストレスやプレッシャーと日々を過ごす。どんなに強いひとでもそんな時間だらけだったら何かが折れる。だから、ひとそれぞれ何かバランスをとるものを探す。そういう写真でいう光と影みたいなものを手繰りながら、ひとは走り続けてるんだよね。写真にはいろいろそのひとが滲み出るというけど、そりゃ滲み出るよね、その写真を撮る前後の事柄がたくさん作用して撮るわけだから。そして、そういう日常の気持ちの気配みたいなものが写りこんだ写真が僕は好きだな。
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