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修理から戻ってきたハッセルブラッド500C/Mの試し撮りの現像を見てホッとする夜。
よかったあ、とホッとする夜なのである。タイトルにも書いた通り、修理から戻ってきたハッセルブラッド500C/Mの試し撮り現像のことである。
修理といっても、ハッセルではおなじみの遮光板の部分のモルト張り替えと、ついでに硬くなっているといわれたフィルム送りレバーを軽くするというシンプルなものだったんで、それほど心配はしていなかったんだけど、それでも光線漏れすることなくちゃんと撮れていることを確認したら、やっぱり嬉しいし、ホッとするんだよね。
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というわけで、お見せするほどの写真ではないのだけど、全12枚の試し撮り写真をぜんぶ載せてみようと思う。いつもの散歩道での試し撮りなんで、被写体に特に驚きがないのはご勘弁を。写りの雰囲気だけ参考にしてもらえれば、という感じかな。
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撮った時刻はたしか少し陽が強くなり始めた遅い朝の頃だったかな。レンズはPlanar 80/f2.8なんだけど、割と絞り開放付近で撮っていたと思う。SS1/500までのボディだから、朝とはいえさすがに開放気味で撮るにはギリギリな感じだったかな。
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前回、購入直後に撮った最初の試し撮りの時は、全体の2/3くらいが左隅から割と派手に光線漏れしてたんだけど、それはすっかり心配いらない状態になった。ハッセルの場合は、使っているうちに遮光板のモルトが劣化するのは「消耗品」と思って、適度にメンテナンスとしてモルト張り替えをしてあげればいいんだなと学びになった。
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けっこう逆光気味にレンズを向けて撮ったんだけど、フレアも気にはならないし、そこは以前使っていた1930年代製のローライフレックス・スタンダードのテッサーより、いかにもモダンな時代の1970年代製プラナーだなといったところかな。
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というわけで、試し撮りブローニー1本分、全12枚をぜんぶ載せてみた。もしこれから中判カメラやってみようかなと考えてる人のなにかしら参考にでもなればうれしいのだけど。
中判カメラの現像はラボに頼むと2週間程度はかかってしまうんだけど、あのブローニーフィルムを装填するアナログな所作とか、驚かずにはいられない立体感のあるファインダーの中の世界、独特の存在感あるシャッター音なんかのことを思うと、やっぱりいいんだよね、このフィーリングは。
ひとまずこれで思う存分撮れる環境は整ったんで、あとは500C/MとPlanarの癖をつかむまで、もう少し集中して量を撮りたいかな。今年の夏の楽しみができたし、早すぎるけどこの秋の紅葉も楽しみになってきた。さあ、ハッセルとの令和が始まる。