KONICA C35

フィルムで見る街には体温がある。

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いや、デジタルで撮る街だってそうだよと言われそうだけど、そこは僕の主観ということで。僕が撮るフィルムの写真は週末が多くなるから、撮るものは郊外の散歩カメラやよく歩く森の中が多い。でも近ごろ平日の街撮りスナップ用にKonica C35を手に入れて、ぼちぼちだけど街もフィルムで撮るようになった。そうすると少しだけ街を見るじぶんの目線が変わったように思うし、あがってきた写真を見てもGRのそれとは少し違う。ひとが会話をしている感じとかその体温みたいなものが写り込んでいる気がする。建物だけを撮っていたとしても。

そこで平日持ち歩くスナップ用カメラとしては、このC35だけにしばらくしてみようかなと考えている。きのうカメラ屋に電話をしてC35用の被せ式レンズキャップを頼んでおいたので、今夜取りに行く。いまのレンズシェードから付け替えればC35は薄く本来のコンパクトさになり、ポケットにも入れられる。フィルムは当面、練習も兼ねて業務用100でいい。これなら24枚撮りとはいえ一本200円で手に入るから、まあまあコストを気にせずにスナップが撮れる。

とはいえ、GRでバシャバシャ撮っていたのと比べれば枚数は減るだろう。フィルム交換にしても、ピント合わせにしても、最強のスナップシューターRICOH GRと比べれば勝るところなんでひとつもない。でも、見慣れたいつもの街を、フィルムを通して見てみたいし、写真に僕なりの体温みたいなものをのせてみたいと思うから。明けても暮れてもフィルムのことばかり考えている近ごろたけど、遅れてきた青春のようでなかなか悪くない。というか、かなりいい。月曜日、ここから平日五日間は街を撮る、それが新しい楽しみ。

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