僕のiPhoneは大きめサイズの6Plusだったんだけど、ここのところタッチのレスポンスや電池の持ちが醜くて、見た目は全然古びていなかったんだけど、ついにしびれを切らしてiPhone8に買い替えた。
まあ使い心地の悪さが買い替えの一番の理由ではあるんだけど、6Plusの大きさともなると両手で操作しないといけないので、それもずっと気になる要因だった。特に写真を撮るときに片手でサッと撮れなくてね。うーん、これじゃスマホの軽快感がまるでないじゃんと、写真を撮るたびに次に買い換えるときは片手で撮れるサイズのiPhoneに戻そうとずっと考えていた。
お店に行くまではね、iPhone5時代のサイズと同じの現行モデルiPhone SEにしようとさえ考えていたんだけど、いざお店で触り比べてみたら、最新モデルのiPhone8もなんとか片手で操作できそうだったから、いつものスペースグレー、容量は写真やるから256GBタイプにした。まあ性能は最新のものだし、デザインもガラス復活ということでなかなか素晴らしいんだけど、僕の場合はとにかくこのコンパクトさが決め手だった。
iPhone 8Plusはカメラは素晴らしいんだけど、大きさが6Plus同様とにかく大き過ぎるのでパス。ホームボタンのない記念モデルiPhone Xも触り比べたんだけど、8と8Plusの中間サイズといえばいいかな。やっぱり片手で操作するには大きすぎて、僕には合わなかった。
で、お店を出てからiPhone8を片手で触ってるんだけど、やっぱり軽快さがまったく違う。片手でヒュンヒュン操作できるってってのは、積もり積もればかなりの使い勝手の良さにつながると思う。そんなことを考えてたら、これ、カメラにも通じるところだよなあと。ニコンやライカを両手で構えて撮るのもいかにもカメラっぽくて本格的で楽しいんだけど、コンパクトなGRやC35を片手で操作して撮る、アノ軽快感はやっぱりたまらないものがあって、カメラもスマホも小さいって正義だなあと。どうかしたら、写りの良さと同じくらい重要な要素だと思うんだ、小ささってね。GRなんかはほんと片手で操作できる場所にすべての操作系ダイヤルやボタンがレイアウトされてるから、とにかく片手でサクッと撮ることに重きが置かれている。なんてったってスナップ用カメラだから、片手で撮りやすいかどうかはとても大事な要素なんだ。
というわけで数年ぶりに片手で撮れるiPhoneが僕の手元に帰ってきた。これでiPhoneカメラで撮る写真も少し増えるかな。なんだかんだ、いちばん身近なスナップ用カメラともいえるからね。いいプロダクトの基準、それは片手で操れるかどうかだったりするんだよね。