Baby Rollei

そして僕はブラックのベビーローライを選んだ。

Rolleiflex 4×4 Sport, Tessar 60/2.8(手前)

実は目をつけていたベビーローライ〈Rolleiflex 4×4〉があったんだ。そう、前回劇的にもローライフレックス・スタンダードにお店で再会した際、その隣にベビーローライが陳列されているのをなんとなく覚えていたんだよね。正確にいえば少し気になっていた。

でも、僕の中の認識ではベビーローライは現在では入手困難な127(ベスト判)フィルムを使用するんで、どちらかといえば現在購入してもインテリア的にしか楽しめない、、そんな印象が漠然とあったんだよね。でも、ローライフレックス・スタンダードと再会して二眼レフ熱が再燃したのもあって、あのチラッと見たベビーローライのことが気になり始めた。

で、まずは現像環境を確かめた。いつもフィルム現像をお願いしているキタムラに127フィルムの現像が可能かどうか尋ねてみたところ、、「できます」と。え、できるんだ?! そうかそうかと。で、次に127フィルムは手に入るのかと、カメラに精通した昨日カメラさんにお聞きしたら「かわうそ商店さんでOKです」との回答。もう迷うことはなかった。お店であらためて個体を確かめてみようと。

そうしてお店に行くと、先日はどうも!と店員さんが声をかけてくれた(え、また来たの?という表情だったとも言える笑)。たしかに良く立ち寄るお店ではあるけど、さすがに再来店が早過ぎだろう? 何の用事だろう? 故障か? みたくいろいろ想像したであろう店員さんに「実はあの日、ベビーローライも気になってたのでモノを確かめに来ました」と告げると、ああ!という顔でショーケースに二人で目をやる。

そうすると、何やらベビーローライは二台になっていた。一台は僕が記憶していたであろう黒いベビーローライ、そしてもう一つが修理から上がってきたてだというグレーのお馴染みのベビーローライ。どちらも整備は大丈夫だという。であれば、僕が選ぶのは当然「ブラック」ということになる。ブラックは少数で値段も高めとは知っていたんだけど、このブラックは何やら大きさもグレーよりわずかに小さい。

よく見るとフィルム送りがダイヤルノブ式じゃなくて、ローライフレックスらしく巻き上げクランク式。しかもレンズがテッサー60mm F2.8。これは、グレーのベビーローライとはひと味違う。そう、戦前のテッサー時代のベビーローライだったんだ。僕なりに調べてみると、ロゴまわりがスタンダードのような筆記体ではないので、おそらく「戦前最終型のベビーローライ・スポーツ」と呼ばれるモデルじゃないかと(自信はない笑)。

書籍「ローライフレックスの時間」より

ファインダー、フィルム室、そして金属製のスプール、シャッター、ひと通りチェックできるところはじぶんなりにチェックして、迷いはすーっと消えていった。気がついたら僕はブラックのベビーローライ購入していた。

写真は記念にとグレーのベビーローライと一緒に撮らせてもらった。数日前のローライフレックス・スタンダードとの奇跡の再会の話などをしながら、取り扱い上の注意点などを店員さんたちにお聞きしてたんだけど、まあ気をつけるとすればやはり「現像時にはスプール返却をお願いすること」と言われてた。これ、来店前に少し調べてたんだけど、ベビーローライは細身のスプールじゃないと機械に余計な圧をかけてしまうらしい。

今はこのスプール一本しかないから、すぐさま127フィルムと共に細身のスプールをかわうそ商店さんへ注文だなと心の中でつぶやき、お店の人たちに感謝を述べてお店を後にする。それにしてもベビーローライ、とにかく小さくてチャーミング。とはいえ、僕のベビーローライはブラックボディで巻き上げクランク式だったりもするんで、質実剛健な機械のセクシーさもある。いい買い物とはこういうことを言うんだな、とかじぶんに言い聞かせながら、僕は前を向いて歩き出した。

とりあえずフィルムはまだ無いんで、この週末は眺めたり、手の中で形を確かめたり、空シャッターを切ったりしかできないけど、まずベビーローライの前に奇跡的な再会を果たしたローライフレックス・スタンダードと試し撮りしてみないといけないし、Nikon Z6用のアダプターを3種類手に入れてあるんで、ロッコールやズイコーをミラーレスで撮ってみないといけない。忙しい、けれどこれがたまらない時間なのである。ベビーローライの続きは、また後日のブログで、ということで。

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