Nikon ZR レビュー

Nikon ZRに定番のNikkor Z 40mm f2 SEをつけてみる。

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Nikon ZR, Nikkor Z 40mm f2 SE

ひとつ前のブログに、Nikon ZRの最初のレンズとしてNikkor Z 50mm f1.4を装着した様子を書いたけど、今回ははZ用レンズの定番である〈Nikkor Z 40mm f2 SE〉をつけてみたので、その備忘録ということで。

SE(スペシャルエディション)タイプのこのレンズは、Nikon Zfなどヘリテージデザインのボディに合わせて、オールドニッコールのようにシルバーリングが巻かれたクラシックなデザインだけど、これが意外とよく似合う。

サイズも50mm f1.4と比べるとグッとコンパクトなんで、ZRが見るからにスナップシューター的カメラのフォルムになるなという印象。実際、軽量なんで鼻先が一気に軽くなり、これならスナップシューターと呼んでもいいなとリアルに感じる。

Nikon ZR, Nikkor Z 40mm f2 SE

大きなZマウント径のまま前方に伸びたフォルムなのでちょっと太いかなとは感じるけど、それはZfやZfcでも同じなんで、特に気になる人はいないだろう。僕はサードパーティのフードをつけてるけど、フードのタイプでまた印象も変わるんじゃないかな。

天気はあいにくの薄暗い曇天だったので、本当は明るめのコントラストの強いピクチャーコントロールで撮ったほうがいい空気だったけど、せっかくだからREDのイメージングレシピである〈CineBias_RED〉で少し試し撮りしてみた。

Nikon ZR, Nikkor Z 40mm f2 SE
Nikon ZR, Nikkor Z 40mm f2 SE
Nikon ZR, Nikkor Z 40mm f2 SE

このレンズは安価で驚くほど描写がいいということで、キットレンズにもなっている定番レンズ。僕もその描写はいたく気に入っている。開放値f2のレンズは無理のない作りの明るいレンズということで、どのレンズでも「バランスのいいレンズ」という思いがある。

その本来の実力というか、立体感や空気感を感じるためには、晴れた日の朝夕の光と影が交錯するシチュエーションのほうが好ましいけど、それはまたの機会に。もともとREDの色味は空気の異なる海外の動画撮影を想定して作られているだろうから、こんな曇天でも動画撮影なら、また違った雰囲気になるのかもしれない。

Nikon ZR, Nikkor Z 40mm f2 SE
Nikon ZR, Nikkor Z 40mm f2 SE
Nikon ZR, Nikkor Z 40mm f2 SE

本来、シネマカメラとして作られているNikon ZRだけど、まずは二日間ほどスチル機としての設定だけして使い始めた感じでは、いやいやなかなか静止画による写真機としてもZRは使える。やはり四角いボディはフルサイズとはいえコンパクトに感じられ、心理的にもスナップ機的な感覚が得られる。

AFレンズならピント合わせも特に気にする必要もないから、背面モニターだけでもサクサクとシャッターが切れるし、なにより4インチの大型モニターは見ていて気持ちがいい。これはシンプルに写真機として多用する人も多くなるんじゃないかと思った。

Nikon ZR, Nikkor Z 40mm f2 SE
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その後、MFやAFのコンパクトなサードパーティ製レンズも装着したりして感触を試しているので、そのあたりの話はまた後日のブログにて紹介できたらと思う。

いやね、もちろんいろいろ期待して購入したNikon ZRだけど、使っているうちにだんだんと楽しくなってきた。そして、この先のカメラの姿についていろんな妄想も膨らむ。そういう壮大な実験的楽しみも、このNikon ZRにはあると思うよ。

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