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Nikon FEがくれる癒しについて。
Nikon FEは僕が最初に手にしたフィルムカメラだ。その後、カメラがだんだんと増えるに従ってFEの出番は減ったけど、たまに無性に連れ出したくなる。それは、このカメラがなんともいえない癒しをもたらしてくれるから。
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この空と梅の花の写真は、まさにFEとの最初の週末に試し撮りで撮ったもの。カメラ屋さんで教わった操作方法を思い出し、とにかく分からないなりに撮ってみたんだけど、現像後は軽く感動したなあ。光線漏れもなく、明らかにデジカメとは違う写真が撮れてたから。
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Nikon FEのシャッター音はなかなか趣のあるもの。カチャン!というような人間くさい音がする。最近のデジイチなんかからはちょっと想像できない音だし、フィルムフラッグシップ機なんかの硬質な音とも違う。レトロなおもちゃで遊んでるようなとても懐かしい音なんだ。
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その独特の緩さとでもいえばいいだろうか。絞り優先で楽に撮れるところも相まって、撮影している時間は癒しのひとときなわけだけど、撮れる写真もどこか癒しがあって、そういう意味でたまにFEの癒しテイストで撮りたくなる時があるんだよね。
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僕がFEで撮る時は購入時にセットになっていたAi 50/1.8が多いけど、たまにZoom 43-86/3.5 Aiで撮ることも。この時代の写真は、フィルムとレンズで決まると言われるけど、レンズを変えてもどこか癒し感があるのは、やっぱりボディFEに何かあるのかなと思ったり。絞ったらシャープな写真も撮れるだろうから、僕の絞り開放気味のせいかもしれないけど、そこには僕好みの癒しの世界がある。完全機械式ではないけど、メカニカルテイストも味わえるNikon FEはなかなかおすすめのカメラなんだ。