Nikon F80sと50/1.4Dの試し撮りレビュー。AF機と露出計の組合せは楽チンだよね。
先々週かな、手に入れたAF機 Nikon F80sの初めての現像があがってきた。試し撮りは何年フィルムカメラやっててもドキドキするもんなんだけど、こうしてちゃんと撮れてるとうれしいよね、やはり。
レンズはDレンズ、Ai AF 50/1.4D、フィルムは富士フイルムの海外向け製品 C200。ちなみに僕のF80sにはバッテリーパックMB-16が装着されている。写真で見るとNikon F5みたいに大ぶりに見えるけど、実際はとても軽量でコンパクト。手に持った時の感触も実にライトだ。
で、写真を見てもらえれば分かると思うけど、右下に日付が入っている。フィルムカメラのAF機隆盛の時代の製品らしいよね。日付を入れようと思ったわけじゃないんだけど、あまり設定を考えずに撮ったら自動的に入っちゃった。しかも日付は正確じゃない数値が笑。
でもこうやって見ると、その日付が入ってるのがアクセントにもなって、しかもなんだか記憶を辿る雰囲気を醸し出していて、あ、日付入りって割といいかもなんて思えてくる。僕はこれまで写真に日付入れたことないんだよね。そういう機能付きのカメラを持っていなかった。
そういえば、このF80でもsの付いた機種はフィルムのコマ間に露出データも記録できる。絞り値、シャッタースピード、あと露出補正の値。もう一度フィルムを確認すると、こちらも意図せず入ってた笑。あまりに小さい文字でルーペ無しではよく分からないけど、たしかに数値は刻まれている。
フィルムカメラというのは光を遮るブラックボックス、単なる箱で、その辺りはレンズとフィルムの種類で決まるとよく言うけど、こうして日付やコマ間データが入ることや、比較的正確な露出計を内蔵していることで、操作感や撮れ味はやっぱり多少変わる。F80はその軽量コンパクトさも相まって、とにかくすべてにライトさがある。
一度はすべて手放したAF機だけど、一台あるとなにかと楽チンに写真が撮れて、あゝやっぱりモダンなフィルム機もいいなと再認識する。世間では電気を使わない機械式カメラが人気だけど、数千円で手に入る電子式カメラは懐も痛まないし、どうせなら持っておくに越したことはない。今回の試し撮りでそう思ったかな。
というわけで、初めての試し撮り、ちゃんと写っていることが確認できたんで、僕の所有するフィルムカメラの中で唯一のAF機ということで、今日はあまり何も考えずに楽に撮りたいという時や、正確な露出でリバーサルフィルムで撮りたいなんて時に、このF80を連れ出してみようと思う。
購入のエピソードや使い心地は過去記事に少し書いてるんで、F80に興味のある人はそちらの記事も目を通してみてください。けっこう欲しくなると思うなぁ、楽チン仕様のAF機。