今朝は久しぶりに単焦点Micro 60/f2.8をつけて朝の散歩に出た。連休”おとなの春休み”も4日目、暦通りだと平日だから、郊外であるうちの辺りはいつもの休日よりさらに静かだ。今日は「散歩カメラ」について少々。この言葉を最初に見聞きしたのは、田中長徳さんの本「カメラは知的な遊びだ」と「カメラは詩的な遊びだ」を読んでから。カメラを始めた頃にKindleで見つけて、カメラの知識がないなりに読んでみた。ビギナーの僕は恥ずかしながら田中長徳さんのこともよく分からないまま読んでたんだけど、面白かったなあ。で、田中長徳さんが推奨してた言葉というか行動がこの「散歩カメラ」という言葉。たしか「カメラ散歩」じゃなくてあくまで「散歩カメラ」と説明もされてたけど、理由は覚えていない笑。まあでも、高価なカメラを後生大事に所有感を楽しむんじゃなくて、とにかく外へ持ち出してジャンジャン撮りまくろうよ、みたいに書いてあったと思う。歩きまくって、撮りまくろうよと。
その点、このMicro 60/f2.8はいい。単焦点レンズだから、ズームは僕の足。いろいろ撮ろうと思えばじぶんの足で前後左右、高低と動き回るしかない。でもこいつはご褒美もちゃんとくれて、道端の花とか見つけた時にほんとに1cmとかまで近づけていける。近寄ろうと思えばどこまででも近づける、まさに歩く好奇心に応えてくれるレンズだ。手振れ補正はついていないけど、そこはどうせ薄いピントあわせの作業だから手でしっかり固定すればそれほど問題じゃない。それよりもf2.8てナノクリスタル、普通に60mmの広角も撮れることを考えればずいぶんお得なレンズだなと思う。しかも、軽い。一眼レフで散歩カメラする時にレンズの軽さというのはかなり正義だ。レンズはどれも決して安くはないけど、たまにこうしてコストパフォーマンスの高いレンズに出会うとうれしい。肩肘張らずにゆるりと散歩に連れ出せるレンズ。おかげで今日は少し歩く距離が増えそうだ。Micro 60/f2.8で撮れる写真は、また後ほどのブログで。