日記のようなもの

本当はモノクロフィルムで撮りたいのだけど、なかなか簡単じゃない時代。

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この写真はRICOH GRで撮ったものだけど、僕がGRでスナップを撮る時はほぼ白黒で撮ってるから、フィルムで撮る時も本当は白黒で現像したいんだけど、これがなかなか簡単ではない。以前ツイートでも書いたんだけど、僕の行きつけのカメラのキタムラにはカラー現像機しかないのである。

カラーフィルムの現像は一時間半もあればCDデータ化もセットになってあがってくる。で、同じ要領で頼んでみようとNikon FEで初めての試し撮りしたモノクロフィルムを現像に出してみたんだけど、店員さんから「こちらのモノクロフィルムは少しお時間をいただくことになります」と…。え?と思ってどれくらいの日数がかかるのわか尋ねたら10日間程度はかかるという返答だったと思う。要はそのお店にはカラー現像機しかないからモノクロ現像機のある別の所(外注先だろうね)へまわす必要があるとのこと。なるほど、フィルムが人気を取り戻しつつあるといってもそれはカラーフィルムのことで、モノクロフィルムは需要が少ないんだなと気がついた瞬間でもあった。ちなみに店員さんにそのあたりを聞くと「カラーフィルムはおかげさまで前年比越えの人気で、若い人がカラーでオーバー目の写真をよく撮られます。プリントはせずに皆さん現像とデータ化のみですね」とのこと。これも、なるほど。TwitterやInstagramの中で見受けられる現象通りだなと思った。

まあ、でもモノクロフィルムの現像に多少時間がかかっても誰に見せるわけでもないからいっか!と、ひとまず10日間ほどかけて現像をお願いしたんだけど、問題はどちらかというとその後だった。モノクロフィルムだと現像後の「データ化」がなかなかこれまた手軽ではないのである。他のお店のことは分からないけど、僕の行きつけのそのお店の場合「モノクロフィルム現像のデータ化はDVDになり、一枚のDVDにフィルム20本分まで入れられます」という。CD-RじゃなくてDVDだからたくさんデータを収められるとなると一見聞こえはいいのだけど、それってモノクロフィルムが20本分たまらないとデータ化するのがもったいないのである。その日、僕が現像したネガを受け取ったのはモノクロフィルム二本分…さすがにその場でデータ化はお願いできなかった。たしか、モノクロフィルムのほうが現像もデータ化も割高だった気がするし。というわけで、いま僕の手元には現像したモノクロネガが二本分、静かに眠っている笑。

モノクロフィルムばかり撮り続ければ、それでも一ヶ月間くらいで20本は撮れそうなペースではあるんだけど、今はフィルムに慣れようとFUJI業務用100/24枚撮りばかりをパック買いして撮っている。一本200円で買えるからフィルムビギナーには業務用100がとにかくありがたくて、これまた割高になるモノクロフィルムを今はそれほど大量に買うわけにもいかず…めちゃくちゃ困ってるわけではないけど、なんとも悩ましい事情ではある。世はちょっとしたフィルムブームみたいに言われるけど、デジタルに比べればそれはまだまだ全然の需要で、さすがにカメラ屋さんも需要の少ないモノクロフィルムは外注になるというのも致し方ないしねー。

というわけで、フィルムでもモノクロで撮りたいのだけど、だとすると現像やデータ化をかなりの時間を要してのんびりやるか、もしくは割高になるけどC-41現像の白黒フィルムを使ってカラー現像機しかないお店にお願いするか、はたまたカラーでデータ化したものをモノクロにレタッチするか…そんなことをふと考える今日この頃である。あ、自家現像もあるよーというアドバイスをくれる方もいると思うんだけど、そこに踏み込むのはまだやめておこうかなという自制心は今のところまだありまする笑。

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