いやあ、重たかった、朝の散歩カメラ。日曜日の朝、フィルムが残ったLeica M3とKonica C35をカメラバッグに入れて持ち出したんだけど、愛犬と一緒だとせいぜい一台を首からぶら下げて歩くのが精一杯だと痛感した。ジワジワと肩に食い込むカメラ二台分の重さは、軽快な散歩とはいかない。
それでもカメラを持ち出そうとするのは、朝の光で写真を撮りたいと思うから。僕がカメラを始めた時は、以前飼っていた愛犬と朝の散歩で持ち出すのが定番だった。Nikon D5300とNikon D750、初めて持つ一眼レフのファインダーを通した朝の光と影の作り出す世界はこんなにも美しいのかと魅せられたのが大きい。
その経験が、写真を撮るなら朝晩がいいと体に記憶されているようなところがある。何がいいのかな。やっぱり光と影が織りなす情景だとは思うんだけど、明確には言葉にならない。だけど、心静かに朝夕の自然の中でカメラを構えると、心情的にも解放される何がある。一眼レフであれば濃密なファインダーの中の世界、レンジファインダーであれば普通の静寂を切りとる世界、どちらもとてもそそられる。
そういえば、平日用でありロードバイク用であるKonica C35は日中の光で撮ることが多くて、朝夕に持ち出して撮ることは少ない。今朝は二枚だけ愛犬と枯葉を撮ってみたけど、どんな風に現像があがるだろう。カメラとの暮らしは終わりのない実験の連続。そこにみんな魅せられるんだろうな。
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