SIGMA dp3 Quattro

カメラが変わると撮り方も変わる。そういう意味では、複数台のカメラを持つことは大事だったりもする。

Olympus PEN EE-2, 撮影はSIGMA dp3 Quattro

たとえば一台のカメラと付けっ放しの一本のレンズだけで撮り続けるのもクールだなと思うんだけど、僕の場合はカメラというプロダクトが好きなのもあって気がついたら二十数台のカメラが手元にある。こりゃ使いきれないなと軽い自己嫌悪に陥ることもあるんだけど(笑)、それでもたくさんのカメラがあることがじぶんにいい効果を与えていることもあって、今は変にカメラ購入にブレーキはかけていなくて、じぶんの自然体な直感みたいなものに任せている。

で、その良さという話なんだけど、それはタイトルにも書いた通り「カメラが変わると自ずと撮り方も変わる」ということ。レンズが変わればというのもあるけど、ここではカメラにしぼってちょっと書いてみる。

例えば、この写真にあるハーフサイズカメラだとしたら、フレームサイズは縦構図だから自ずとそういうシーンを街中で探していたりするし、2枚1組で写真があがることを心のどこかで意識して撮ったりしてるんだよね。これが例えばLeica M3に持ち替えると、50mmならではの光景をキャプチャしようとするし、僕の場合だとフィルムの階調性を意識してけっこう暗がりの場所にもカメラを向ける。スナップ的撮影でいえば、予め撮りたいものが明確にあってカメラをチョイスしてるわけじゃないから、その日のカメラとレンズを元に、撮り方を変えてるんだよね、いつのまにかね。

最近手にしたSIGMA dp3 Quattroなら、換算で75mmの中望遠だし、20cmくらいまで寄れるんで、写真の撮り方もそれを意識したものが多くなる。もちろん、引きの絵も撮れるわけだけど、そのカメラならではのいちばんおいしいところを使ったり引き出したりしようと思うから、やはりカメラが変わると撮り方も変わるんだよね。

撮り方が変わるというのは、頭の気分転換にも、また行動パターンの気分転換としてもいいんだよね。ふだん見ないような角度からファインダーをのぞいたり、ふだん通らないような道を少し寄り道して帰ろうかなと思ったりね。カメラを変えるってことは、じぶんを少し変えることでもある。その、いつも新鮮さをぐるぐる回してるような感覚が、カメラを複数台持つ理由としてはとてもいいな、っていつも思うんだ。

その分ね、そのカメラを極めるみたいな感覚とは逆行しちゃうようなところがあるんだけど、僕にはどちらかといえばこの気分転換な感じのほうが合っているようだ。おかげで、新しいカメラが増えても、なかなか手持ちのカメラを減らせない。なんだか、じぶんのまなざしが増えているような歓びもあって、年に数回かもしれないけどその目で見たい、撮りたい時が来た時に持ち出せる感覚は、どこか心の余裕というか引き出しみたいなものになっているんじゃないかな。

とはいえ、正確な所有台数も分からないくらいになってきてるから、どこかで「人生最後の選りすぐりの相棒的カメラ」へと台数を絞って収束を始める時期かもれない。この僕に果たしてカメラを絞るなんてことができるかな?という一抹の不安はあるけど、まあ無理せずもうしばらくは自然体で。デジカメを3台、フィルムカメラを2台ほどにできれば理想的なんだけどね、どうだろうね笑。

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