NikonとNIKKOR

アイレベルでNikon F2に惚れ、フォトミックでNikon F2に惚れ直す。

Nikon F2 フォトミックA

アイレベルでNikon F2に惚れ、フォトミックでNikon F2に惚れ直す。

外は梅雨が最後の力を振り絞ってるのか、濡れ雑巾を絞ったような激しい雨が降っている。こんな日は不思議と過去写真を眺めていると心落ち着く。

過去写真といえば、僕はけっこうカメラたちの写真も撮っていて、スナップ写真と同様にぼーっと眺めるのが至福の時間だったりする。

どのカメラも親バカのようにカッコいいじゃん!と見惚れるわけだけど、中でもNikon F2はそのハードさと流麗さの絶妙なバランスにいつも、うなる。

Nikon Fが日本を代表する亀倉雄策さんデザインでおなじみとするなら、F2はNikonの社内デザイナーによるものと言われているけど、Fで甘かったとさせる部分を徹底的にブラッシュアップして作られたといわれるだけに、デザインにおいても本当に美しい。

Nikon F2 アイレベル

僕がまず最初にそのデザインに惚れ込んだのが、露出計のないいわゆるアイレベルと呼ばれるモデル。もちろん、Nikonフィルム一桁機の中の最後の機械式という部分にも惹かれたんだけど、このデザインが本能に突き刺さったことは間違いない。

先代のFより丸みを帯びたデザインは、今見ても古さを感じない、とても洗練されたモダンなデザインだと思う。僕はFアイレベルも所有しているけど、デザインだけでいえばF2のほうが美しいなと思う。

F2アイレベルは今はもう手放してしまったのだけど、代わりに僕のもとへやってきたのが露出計付きのF2フォトミックAだ。このフォトミックが近ごろ、見れば見るほど好きになっている。

アイレベルのシャープな美しさとは違って、フォトミックについては最初はどこか頭でっかちなアンバランスさを感じたりもしていたんだけど、そのアンバランスさはそんな単純じゃないぞと。これこそ絶妙なバランスでまとめ上げられた機能美じゃないかと思い始めている。

なんというか、アイレベルより格段に難度の高いデザインワークだと思うんだよね。削ぎ落とした美しさが狙えるアイレベルの仕様に比べると、軍艦部に大きな物体を載せないといけないフォトミックは、後付け感が出てもおかしくない。

けれど、それをここまでしっくりくるデザインに仕上げるのは容易じゃないと思うんだ。絶対容易くないであろうその機能美への挑戦が、僕の心を強くくすぐるんだよね。

今となってはF2アイレベル以上に、F2フォトミックのことが愛おしいかな。理屈じゃなく本能としてね。手にしてだんだんと惚れ直していくカメラってあるんだよね。いや、どのカメラも所有すれば惚れていくのかな笑。んー、なんだかあの甲高い硬質なシャッター音が聴きたくなってきた。今夜は空シャッターだな。

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