この場合の”心地いい”というのは、もうクタクタで動けないという疲労感の心地よさというニュアンス。午前中は息子の授業参観に行って、昼からロードバイクで自然の中へ。ひと休みしてから夕刻過ぎにスイムに出かけるという、じぶんでも少し無理めな動きだなと思うんだけど、僕の場合はジッとしてるよりはこうしてからだを酷使して肉体的疲労感に包まれているほうが何倍も心地いい。からだの中のコリとか毒素とかいろんなものをリセットする、週末はそんなチューニングに重要な二日間だ。
いつもは大抵、土曜日はスイム、日曜日はバイクという組み合わせだけど、一週間の疲れやまったり感が激しい時は、こうしてスイムとバイクのダブルの日をつくる。これにランまで加えられれば、いわゆるトライアスリートメニュー、トリプルだけど、そこまでは気力がなかった。
きょうはプールでふと思ったんだけど、世の中におばさん(ごめん、僕もおじさんだけど)でかなりスリムで姿勢いい人っているでしょ。あれ、体質なのかなあと思ってたけど、違うなと思った。プールでみかけるそういうおばさんは、ひたすらロングを泳いでます。30分くらい連続で、距離にしたらたぶん1kmから1.5kmくらいをクロールでゆっくりしなやかに。そういうことを日々地道にやってるから、からだは正直にその効果を体型や姿勢にあらわす。努力というか、もっとたぶんライトな習慣みたいなものなのかな。そんな風に思った。
にんげんはじぶんを甘やかすといろいろ不具合がおきる、実によくできた生き物というか生態系だと思う。じぶんに厳しくというのは難しいけど、適度にじぶんに圧をかけるというか、しなやかに鍛える感じはやっぱり必要だと思うし、そういう日常や人生でありたいなと考えている。