僕はTwitterやInstagramもやってるけどホームベースはこのブログだ。それでも他のSNSをのぞくのは、まさにみんなのフィルムライクなカメラたちを眺めたいから。
ライカなひと、OM-1なひと、ローライなひと、コニカなひと、みんな思い思いに愛機があって、その愛をたっぷり注ぎ込んで愛機の写真をアップしたりしてくれる。それを眺めるのがほんと心地いいし、日々の楽しみなんだ。僕は写真を撮ること、いや正確に言えばシャッターを切ることが好きだけど、機材だって写真という記憶の一部だと思ってるんで(以前、写真家の林ナツミさんがそのようなことを仰っていた)、写真と同じかそれ以上に機材たちが好きだ。小っ恥ずかしいけど恋と言ってもいい。恋してる時のあのまわりが見えなくなる感じ。カメラたちを眺めてる時はそんななんだよなあ。
だから、中古カメラ屋にもよく行く。もちろん現像したりフィルム買ったり行く理由は他にもあるんだけど、行けばほぼ100%ショーケースを見て行く。あのクラシカルなカメラたちが所狭しと並べられたショーケースの中はもうおもちゃ箱のようにキラキラして見える。あまりに魅惑的でちょいちょい手にして、その度に心打たれて、また一つまた一つと愛機が増えていくわけだけど笑、それでも最新の新品のカメラを買うよりはずいぶん安く手に入るカメラたちだから、大人の散財の仕方としては悪くないんじゃないかと思ったり。いや、言い訳か笑。
あとね、そのカメラたちのルーツを知るのが好きなんだ。僕は初号機好きなところがあって、それもカメラのルーツ好きだから、開発者の渾身の夢が詰まった初号機にどこかそそられる。初号機より改良が加えられていったモノの方がきっと使い勝手は洗練されてるんだろうけど、事カメラに関してだけは僕は不便な方、手間のかかる方へとなんか行ってしまうんだな。単純に古いもの、ヴィンテージなものが好きな世代なのかな。あー、ほんと、誰がクラシックカメラ博物館とかつくってくれないかな。できれば混み合っていなくて、珈琲飲みながら一日中カメラたちを眺めていられる博物館。僕は時間さえあれば入り浸って大人しくしてる自信ある笑。そんなことを妄想しながら、きょうもまたじぶんのカメラやみんなのカメラを懲りずに眺めている。