KONICA C35

街でカメラをかまえる勇気とか平常心みたいなこと。

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僕の日々のタイムラインにはたくさんの人たちの撮った街中のスナップ写真が流れてくるし、最近よく読む写真雑誌もいいなと思う写真はストリートスナップだったりする。僕もふだんからRICOH GRを街中で取り出して撮ることはあるんだけど、なかなか人が写り込んだ写真は撮るのがむずかしい。やっぱり撮られる人の気持ちみたいなことを考えちゃうからだろうね。撮るにしても個人が特定できない写真、というのがじぶんの中のボーダーラインになっている。もちろん、撮られた人の許諾をいただけばいいんだろうけど、そこまでは声をかける勇気もないというところ。

でもストリートで街の空気を切り取るみたいな感覚は好きで、28mmのGRでその興味は増したように思う。そうなるとフィルムでも街を撮りたいと思うようになって、最近になってKonica C35を手に入れたんだけど、これがなかなかGRのように街中でサッと撮るというところまではいけていない。それは使いづらいということではなくて、僕の精神性の話なんだけど、まだシャッターを切るまでまごつくからどこかサラリとは撮れないのである。GRだとほとんどノーファインダーで撮れるから街中でもカメラをいかにも構えてるという姿ではなく撮れるところがある。それからすると、C35を持った僕はまだカメラをいかにもかまえちゃうんだよね。

C35はピント=距離だけさわるカメラだから距離感がつかめたらもっと手早くシャッターが切れるんだろうけど、そこまで感覚を自然にするのはもうしばらく時間がかかりそうだ。街中でスナップを撮ってる人たちはどんな風にシャッターを切っているのかは、実はちょっと気になっている。そういえば僕はまわりにスナップをやってる人がいないから、なかなかそういう苦労話とか体験談について話すことがない。Twitterなんかで聞くのもなんか申し訳ないし。こんど中古カメラ屋の店員さんとかに聞いてみようかな。撮るシチュエーションもそうだけど、サッと撮るじぶん流の手法とか聞けると楽しそうだ。というわけでC35や他のフィルムカメラで街をGRのように撮るにはまだまだ時間がかかりそうだ。

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