RICOH 500 Deluxe

僕が人生に全力でカメラをお勧めする理由。

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RICOH 500 Deluxe, Rikenon 45/2.4

前提として、いま人生を謳歌しまくって満足しきっているという人には、それほど強くお勧めする必要はないかもしれない。でも、どちらかというとなんか毎日決まった生活動線の中を行き来するだけで、特に楽しいことも起こらないとか、なんか新しい刺激のあることを始めたいとは思うけど、何を始めていいのか分からないとか、そういうじぶんを停滞してる、漂流してるとか思う人にはうってつけの話かもしれない。そう、カメラと生きようという話である。

人生に刺激を与えることがカメラに限定されるのはいささか言い過ぎではないかとも言われそうだけど、実際カメラという道具は人生のあらゆるシーンにフィットしてくれる。例えば子どもの生まれたお父さんであれば子育てが忙しくて趣味どころじゃないかもしれないけど、カメラがあれば子どもの成長を撮るという、親として子どもにしてあげられる宝物を残しつつ、じぶんもカメラと遊んで過ごすことができる。お小遣いにうるさい奥さんだって、子どもの写真を撮るためのカメラを悪くは言わないだろう。

例えば、少し歩くのが億劫な通勤時間でも、カメラで移動の途中をスナップ撮影なんかして過ごせれば、朝、家を出て仕事へ出かけるのも「さて、きょうもスナップ撮影へ出かけるか!」みたいな、ちょっと遊び心を抱いて街中へと繰り出すことができる。例えば、疲れた週末も、家の中でじめっと過ごすんじゃなくて、風とか光とか季節の移り変わりを感じながら散歩カメラのひとつでも味わおうという行動力がどこからともなく湧いてきたりする。カメラの適応力というか包容力はとんでもなく高いんだ。人生のあらゆるシーンに見事なくらいフィットしてくれる。

こんな趣味と実益を絵に描いたように両立できる趣味なんてそう無いんじゃないか。いや、趣味とかいうレベルではないかもしれない。カメラは撮る時も楽しいけど、撮った後も写真の仕上がりを楽しむことができるし、できあがった写真はこうしてブログなんかにも利用できるし、プリントして誰かにプレゼントすることだってできる。撮る前だってそうか。機能美、造形美豊かなたくさんのカメラの中からじぶんにあった運命のカメラを探したり手入れしたりするのは至福だし、レンズという幾通りもの表情の変化を比べたり、極めたりすることができる。控えめにいっても、こんなに人生のあらゆるシーンを豊かに彩ってくれるモノを僕はほかに知らない。

デメリットはモノである以上、そこそこコストもかかるということ。カメラを買う資金がいるし、フィルムカメラならフィルム代や現像代、データ化代なんかがかかる。でも、それも車を趣味にしたり、稀少なコトを趣味にするのに比べれば、ずいぶん庶民的で現実的な価格で楽しむことができるはずだ。なにより、カメラなら車で言うところのF1カーのようなフラッグシップアイテムを素人愛好家でもどうかしたら入手できて、年に数回とかじゃなくて、毎日使って楽しむことができる。だって実用品だからね、そこは使ってナンボという日用品ですらあると思う。画像はスマホでも撮れるけど、思い出はカメラで撮るとやっぱり一味違ういい感じのワンシーンになるし、それなりにオート撮影もできるカメラならアマチュアでもけっこう自画自賛できる写真が撮れたりもする。もう僕に言わせれば、かけるコストを数倍上回るリターンが得られるのがカメラなのである。

あと、カメラがいいと思うのは、やはりクリエイティブなモノということ。写真は一枚として世界に同じものはない。撮る時間帯や場所、その日の季節や天候でオリジナリティのある人生の作品をこしらえることができるのである。そりゃ楽しいはずだと。だから僕はカメラというアイテムを全力でお勧めする。それも単に趣味としての時間限定の楽しみ方ではなく、人生すべてに関与する、人生全般を豊かにする装置としてのカメラをとにかく一人でも多くの人へお勧めする。だって、僕自身がそれを立証するかのように、カメラによって人生が豊かになったと実感する一人だから。高価なカメラなんて持つ必要は一切ない。飲み代何回分かを貯めたお金を握りしめて中古カメラ屋をのぞけば、そこがワンダーランドの入り口のようなドキドキ感を得ることができるんだ、

週末もよし、平日もよし。一人でもいいし、誰かと一緒でもいい。カメラならあらゆるシチュエーションにうまくはまってくれる。そんな妙に人生にフィットするカメラの意外なおもしろさを、少しでも多く人に感じてほしくて、きょうもまた懲りずにこうしてブログを書いている。カメラというものをそういう存在と考えたことがなかったという人がいたら、騙されたと思って一台のカメラを手に入れてほしい。できれば少々手のかかる古いフィルムカメラなんかがいい。使い方を調べたり、そのルーツを探ったり、とにかく手間のかかる子がいい。僕ら人間は、考えてみると簡単にできてしまうことより、少し手のかかるくらいのほうが達成感というご褒美が得られるんだ。どうだろう、少し人生にワクワクする感じが芽生えてきただろうか。

カメラを持てば変わると思うなぁ、その昨日までのきょうが。これだけ何をやっても飽きやすかった僕がこれだけハマってるんだから、それはけっこう保証できると思う。さあ、できる範囲の軍資金の用意でいい。テレビやツイッターなんかで世の中に顔の見えない文句を言ってるくらいなら、カメラを持って外へ出かけようじゃないか。そして、難しいことを考えずに夢中でシャッターを切ろうじゃないか。そうすると、一枚や二枚、とんでもなく心が震える写真が撮れると思うよ。世界にたった一つしかない、とんでもなくクリエイティブなものが。

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