Olympus PEN-F

PEN-Fの最高のデザインは、シャッターフィールかもしれない。

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Olympus PEN-F, M.Zuiko digital ED 12/2

PEN-Fの最高のデザインは、シャッターフィールかもしれない。

僕がなぜここまでPEN-Fに惹かれるかというと、そのなんとも言えないシャッターフィールの気持ちよさにある。PEN-Fはその美しく力強いボディ以上に、シャッターフィールが最上レベルでデザインされているんじゃないかと思うのである。

僕がPEN-Fを激しく意識し始めたきっかけは、お店でたまたま手にとってみた時のシャッターを切った時の感動にある。「え?何、この気持ちよさ?」と本当にゾクッとしたのを覚えている。PEN-Fのボディデザインまで気になり始めたのはその後のことで、最初に僕がやられたデザインはそのシャッターフィールの作り込みだったのである。

このシャッターフィールの気持ちよさは、街中のスナップでさらに磨きがかかる。ジッ!と絶妙のスピード、感触、音でシャッターが切れていく様はスナップにとても心地いいリズムを与える。PEN-Fの設計者は、かつてのフィルム機のPEN-FのオマージュとしてこのデジタルPEN-Fに最高のデザイン性を持ち込んだと思うけど、素晴らしいのはシャッターフィールを含むすべての「感触」にまで徹底的にこだわったことであろう。

この五感に訴える領域すべてにこだわったであろう感覚は、Nikon F6の設計に値するんじゃないかと思えるレベルだ。F6ユーザーでもある僕にはそう思えてならない。

エモーショナル性は主観でもある。僕がいいと思う感覚がすべての人にとってたまらない感覚かどうかは分からないが、このPEN-Fというカメラをボディのデザイン性だけで見ているとしたらそれはいい意味で大きく裏切られる。

街中で手ブレを一切気にすることなく、ファインダーも手に入れながら最高のリズムでスナップできるコンパクトな本格的カメラは実はそう多くない。しかも、撮り手にシャッターフィールという最高のリズムを与えてくれるPEN-F。明日からまた一週間、仕事の日々が始まるわけだけど、鞄の中にこのPEN-Fを忍ばせて過ごすと思うと、平日五日間もなかなか楽しみだったりする。そういう気持ちを持ち上げてくれる性能こそが、このPEN-Fの最上の魅力なのかもしれない。