Nikon 1 V1

ジワジワと惚れ込むタイプの、Nikon 1 V1というミラーレス。

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Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR

いいね、使うほどに惚れ込んでいくタイプのカメラ Nikon 1 V1は、いかにも「ニコンらしい」カメラかもしれない。

いや、もちろん見た目も僕は好みなんだけど、このカメラについてはいい意味で見た目を裏切る質の良さがあると思う。

Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR

ズームレンズの1 Nikkor 10-30mmは開放でもF値が3.5だから、古い機種で高感度性能が高くないNikon 1 V1では、僕は朝晩はシャッタースピード優先でss1/125で撮っている。

朝方の場合だとだんだんと明るくなってくるから、それに合わせて絞り優先モードやプログラムモードに変更するわけだけど、意外とシャッタースピード優先のままでもいいかなと思った。適度に絞ってくれるから。

Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR
Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR
Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR

僕の場合、家の近所を散歩する時は、あまり広角で撮ることは少ない。それこそ空くらいで、それ以外の写真は大抵、草花に寄った写真が多いから、自ずと背景をボカした写真が日頃は多い。

けれど、こうしてV1で撮る時はレンズが明るくない分、ボカしようが無いから、必然的に絞って撮ることになる。その縛りが僕にはむしろ新鮮で良い。日中のフィルムカメラで絞らざるを得ない、あの状況のような。

Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR
Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR
Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR

で、シャッタースピード優先でss1/125固定のまま、だんだん太陽が昇ってくると露出が少しオーバーめになるんだけど、それがまたいいなと。

イメージでいうと、Konica C35で絞って撮るんだけどフィルムでオーバーめに現像する感覚に近いかも。

Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR
Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR
Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR

ごめん、フィルムやマニュアル撮影をやっていない人からすると、こいつ何言ってんだ?というような話ばかりだけど、まあつまるところ、僕にはその感度の弱さも含めてNikon 1 V1はとてもフィルムカメラ的で楽しいわけである。

なんというか、そのカメラの癖みたいなものを掴むなり、もしくは少し工夫とかしないと、思うようにはなかなか撮れないその感じこそが、撮っていて楽しいのだ。

Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR
Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR
Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR

いや、こう書くとまた誤解を生むか。このNikon 1 V1はそもそもでいうとプログラムモードで簡単にサクサク撮るためのカメラだと思う。

と言うのもシャッターダイヤルなんかは無いし、もっと言えば撮影モードダイヤルすらモニターの中でメニュー操作しないと変えられないから、そういう意味で言えば設定をその都度いじって撮るカメラじゃない。だから、プログラムモードで撮るだけで、要はなかなか良い写真が撮れる。

Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR
Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR
Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR
Nikon 1 V1, 1 Nikkor 10-30VR

つまりオートで撮って楽しい、そのうえマニュアルライクに撮ってもなお楽しいという、いかにもニコンらしい出来栄えの、良い感じに生真面目でちゃんとしたカメラなのである。

そして、僕が好むのはその絶品のシャッターフィール。これに関していえば、Nikonの最新ミラーレスNikon Z fcより質感は高い。あくまで僕の感覚だけど、コストはV1のほうがかけられている印象。

そんなカメラが、いまは旧製品になってかなりお買い得な値段で手に入れることができる。Z fcもまだ安いとは言い難いから、値段がこなれてくるまではNikon 1 V1でニコンのミラーレス感覚を堪能するというのはアリだと思うけどな。どうだろう。

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