NikonとNIKKOR

Nikon Z9の価格に見る、変わらず生真面目なニコンという会社。好きだよ。

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Nikon Z9, ニコンダイレクトHPより

ついに今朝10時から予約開始となったニコンミラーレスフラッグシップ機のNikon Z9。その圧倒的なスペックに世の中のカメラファンは驚いたわけだけど、さらにみんなが驚いたのはその戦略的な価格だった。

なんと、税込で60万円台だったのである。

先行していたCanon R3はハイアマチュア機でありながらこれより高価だし、SONYのフラッグシップ機α1に至っては80万円台だから、Z9がいかに安いかが分かる。いや、もちろん60万円台のカメラは高いわけだけど、その度肝を抜く性能からすると、実に驚きの価格設定だったわけである。

僕のカメラの使い方からすれば、まず間違いなくフィットしないZ9だけど笑、男子たるものこういうハイテク製品にはちょっとハートを撃ち抜かれるでしょ笑。しかも、ニコンはここのところ世の中的に元気がなく思われていたところもあって、そんなニコンの逆襲みたいな空気がいま立ち込めていることに、僕なんかは単純にうれしくもなる。そういう気分も重ね合わせて、いつかは使ってみたいな、Nikon Z9…なんて思うわけである。

想像よりは安かったからというわけではないと思うけど、Twitterなんか見ていてもけっこう予約を完了した人たちがいて、なんか久しぶりにこういう「祭り」を見てる感じもまたいいよね。そうやって、キヤノンやソニーの逆襲もまた、カメラファンには興奮のシナリオになる。

素人考えでアレだけど、この先のことを少し妄想してみると、当然キヤノンはR1という真のフラッグシップ機をまだ残してるから、そいつでとんでもなく反撃してくると思うし、ソニーもまた価格面でなんらかの戦略的打ち手を用意してそう。ニコンにしたって「Z1」という数字は残ってるわけだから、これもまた逆襲の逆襲に備えていると言っていいだろう。

あと、僕らアマチュアユーザーのことでいえば、当然Z9の性能がフィードバックされた製品たちの登場が気になる。Z7III、Z6IIIはついに完成系ラインナップとなりそうだし、それらとZ9の間を埋める「Z8」の登場も間違いなくあるだろう。なんとなく気になるのは、むしろこのZ8だったりもするから悩ましい笑。

そして、Z fcのブラックボディも出てきそうだし、Z fcの手ごたえをバネにクラシックラインの確立としてフルサイズのZfなる製品も出てきそうな匂いがプンプンする。僕なんかは、さらにニコンが上昇気流に乗ってレンジファインダースタイルだの軽量コンパクトだののスナップシューターを発表してくれるんじゃないか!という淡い期待もあったりする。

なんか、そんなことを考えていると、2022年のニコンは、なかなか目が離せないカメラ界をリードする存在になるんじゃないかと。ニコンが元気だと、やはりカメラ界全体が元気な空気に満ち溢れることが今回のZ9の登場でも分かったから、ニコンにはぜひともこの勢いで突っ走ってほしいものである。そして、余裕が出てくれば、ぜひともカメラビギナー向けのゾーンでも猛威を奮ってほしいと考えている。

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