Nikon Df

Nikon Dfのある日常、まとめ レビューブログ。

アフィリエイト広告を利用しています
Nikon Df, Ai 35/2.8

Nikon Dfのある日常、まとめ レビュー2019。

きのうは「まとめ記事」としてLeica M-P typ240をとりあげたんだけど、次のカメラとなればやっぱりこれだろう、ニコンDf。

このカメラは紛れもなく「奇跡的に販売されたカメラ」。世の中が先進的なデジカメ競争を繰り広げている真っ只中に、往年のフィルムニコンのレトロルックをまとって登場してきた。「こんなカメラあったらいいよね」と冗談で話すことはあっても、まさか本当に製品化されて現行モデルにラインナップされるなんて誰もが思わなかったはずだ。そんな唯一無二のカメラなのである。

フィルムのおかげで出会ったデジタル、Nikon Df。 きょう仕事帰りに注文していたNikon Dfを受け取りに行ってきた。とにかく渋い、それに尽きる。僕が手にした歴代のデジタルカメラ...

そう、僕はフィルムニコンで日々写真を楽しんでいたんで、こんなフィルムニコンのようなデジカメがあれば最高なんだけどなあ、と考えた一人なのである。それくらいこのDfというカメラは、ニコンファンの夢がぜんぶ詰まっている。

Nikon Dfは操る愉しさがある。フィルムカメラのようにね。 少しだけ試し撮りできる時間があったから、Dfを初めて外に連れ出してみた。レンズはAi 28mm/F2.8。やっぱりDfにはオール...

まずロゴがいわゆる「垂直ロゴ」と呼ばれるものが復刻されて付けられている。現在のおなじみの斜体ロゴではなく、昭和のニコン黄金期の懐かしきロゴを復活させるなんて、通常のマーケティングの常識では考えられない。デザインじゃなくてロゴだからね。けれどNikonはそこを変えてきた。もうこれだけで、このカメラに込めた思いがすべて表現されているといっていい。

Nikon Dfの意外な良さ、それはNikonフルサイズ最軽量の持ち出しやすさ。 Nikon Dfはかつてのフィルムニコンを思わせるクラシカルなフォルムが特徴のカメラだけど、よく言われるのはフィルム機より大きく...

Dfは現行モデルなんで、あたりまえに現代の実用品フルサイズ一眼レフカメラとして便利に使える。けれどこのカメラの真骨頂はやはり往年のニコンのレンズたち「オールドニッコール」のほぼすべて装着して楽しめるところにある。MFレンズをつけて撮ることが当たり前だったアノ時代の所作がまんまデジカメで楽しめるのである。

シャッター音の気持ちよさでいえば、Nikon Dfも忘れてはなるまい。 きょうは一日、フィルムコンパクトのKonica C35で写真を撮ってたんだけど、その反動なのかな、愛犬と夜散歩してる時に、ふと元...

Dfのフォルムはペンタ部から軍艦部までまさにフィルムニコンのNikon FM/FEシリーズと瓜二つだ。MFレンズの絞り値ダイヤルを動かすのと同様、当然、ISO感度やシャッタースピードもダイヤルをカチカチ回して撮ることが自然だ。もちろんAFレンズをつけてオート撮影も楽しめるけど、Dfは積極的にマニュアルで撮りたくなる雰囲気をプンプン放っている。

ダイヤルをカチカチ動かしてマニュアルで撮る愉しみ、Nikon Dfというチョイス。 今朝はNikon Dfのことを考えたり散歩に連れ出したりしたから、少しDfのことについて触れておこうかなと。 見た目はご覧...

もちろん、オールドニッコールを楽しむにしても、別にDfじゃなくて他のNikon一眼レフ機でもいいとも言えるんだけど、当然レンズがオールドなわけだから、ボディもその時代のレンズが装着されることを意図したデザインのほうが美しい。その点、Dfはサマになる。撮り手をソノ気にさせることこそがDfの最高性能じゃないかと思ってる。

オールドニッコールから実用望遠レンズまで、Nikon Dfが一台あれば趣味と実益を兼ねて楽しめる。 考えてみると、Nikon Dfはとても守備範囲の広い一眼レフかもしれない。フィルムカメラ時代のレンズであるオールドニッコールたち...

カメラをどうしても一台だけにする必要があるとしたら、僕はLeica M-PかこのNikon Dfのどちらかにするだろうな。子どものスポーツ大会なんかを撮るとしたら、そんな時に望遠レンズも装着できるDfのほうがより現実的かもしれないね。まさにレトロ趣味から生活の中の実益まで、Df一台あればすべて事足りるとも言える。そんなカメラ、他にはちょっと思いつかないな。

究極の一台というなら、Nikon Dfと標準ズーム43-86/3.5でどうだろう。 これはさすがにちょっと言い過ぎだけど笑。でも考えてみると、往年のデザインや所作が楽しめて、かつメンテナンスも安心な現行フルサイズ...

Nikon Dfは発売されてもう五年以上経つのかな。今でも現行ラインナップで、後継機はおそらくもう出ない。出るとしたらミラーレスになって出るんだろうけど、Fマウントレンズのアダプターをかまさずに美しいシルエットのまま直接装着できるDfは現行モデルが最後だろう。そもそも最初からレトロなデザインでもあるから、これ以上古くさくなることもない。

オールドニッコールがNikon Dfへと誘い、いまの僕がある。 オールドニッコール、その言葉にはメイド・イン・ジャパンの誇りというか、ちょっと特別な思いを抱かせる何かがある。僕の場合だと初めて...

たしかに、これからのカメラは確実にミラーレスになっていくだろうけど、プロじゃなくてアマチュアの趣味カメラであれば、何も最新機能にこだわる必要もないし、古き良きFマウントをじっくり楽しむことのほうがいかにも趣味らしいともいえる。Dfというカメラは、なんというか「ようやく時代が追いついてきた」と言えるんじゃないかな、いま。

再びデジタルにハマらせてくれたNikon Dfは偉大。 再びデジタルにハマらせてくれたNikon Dfは偉大。 一度はデジイチをやめてRICOH GRだけで過ごしていた僕を、再びカメラに...

Nikon Df、こんなカメラはこの先、二度と製品化なんかされないだろう。誰もが持つという定番カメラというよりは、コアなニコンファンが選ぶ通なカメラという匂いがプンプンするからね。でも、それもDfの姿だけど、オールマイティに実用カメラとしても軽量コンパクトで実はイチオシというのもまたDfの姿。一人でも多くの人にその良さや存在が伝わるといいな。一人の実際のユーザーの声としてね。

関連記事