FUJIFILM X-Pro3, Voigtlander Nokton 23mm f1.2 SC

僕の場合、見るのも撮るのもけっこうモノクロの写真が好きだったりする。今朝の散歩カメラも懲りずにX-Pro3にフィルムシミュレーション「ACROS」をセットして撮影を楽しんでいた。

OVFにて撮っていたんでピントは怪しかったりするのだけど、ガラス素通しのファインダーをのぞいてシャッターを切った瞬間、モノクロの撮影画像が出てくるのはなかなか新鮮でやめられない。

他のミラーレス機でもモノクロで撮ることが多いけど、モノクロになったEVFの中の光景を眺めるのも、どこか非日常感があっていい。つまるところ、OVFでもEVFでも白黒写真はたのしいのだ。(富士フイルムは白黒じゃなくて「黒白」フィルムという呼称かな)

FUJIFILM X-Pro3, Voigtlander Nokton 23mm f1.2 SC
FUJIFILM X-Pro3, Voigtlander Nokton 23mm f1.2 SC
FUJIFILM X-Pro3, Voigtlander Nokton 23mm f1.2 SC

写真家の写真集も、モノクロで撮られたものを見るのが好きだ。昔の写真集は物理的に白黒フィルムということもあるけど、21世紀になってもデジカメでモノクロ写真を撮り続けられている人がたくさんいる。

技術的には高精細なカラー写真が撮れる現代にあって、それでもモノクロで撮る意味とはなんだろうと考えることもあるけど、写真とは現実のようで現実でなかったりするから、その塩梅の落としどころとしてモノクロが生き続けているのでは、などとじぶんでは解釈している。

FUJIFILM X-Pro3, Voigtlander Nokton 23mm f1.2 SC
FUJIFILM X-Pro3, Voigtlander Nokton 23mm f1.2 SC
FUJIFILM X-Pro3, Voigtlander Nokton 23mm f1.2 SC

モノクロ写真は、見る人によってイマジネーションという着色が自然と脳の中で行われている気もする。つまり、モノクロ写真だけど、実は色はのっていると。そうやって見る人の想像力も併せ持って完成するのがモノクロ写真なんじゃないかな。

まあ、撮ってる時はそんなことはあまり考えていなくて、ただひたすら光と影の交錯を捕まえることを僕はたのしんでいる。光と影なら、どこにいても、たとえ平凡な家の近所でも撮れるからね。

FUJIFILM X-Pro3, Voigtlander Nokton 23mm f1.2 SC
FUJIFILM X-Pro3, Voigtlander Nokton 23mm f1.2 SC
FUJIFILM X-Pro3, Voigtlander Nokton 23mm f1.2 SC

そういう感覚は、僕はセイケトミオさんの以前のブログやnoteを見て気がついたように思う。もちろん、あんな素晴らしいモノクロ写真は僕には撮れないわけだけど。

でも、日々、じぶんなりに小さな発見はいろいろあって、こうして懲りずに毎日、カメラと撮影を謳歌できていることは感謝しかない。写真の歴史を紡いできた偉人たちと、カメラに関わる産業や文化の発展と継承に尽力してきた人たちに敬意を表しながら。