カメラへの思い

「それ、フィルムカメラですか?」と言われるデジカメが好きですね。

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Nikon Z fc

僕の場合は過去にフィルムカメラを通過したから、その懐かしさも含めてそう思うのかもしれないけど、例えばこのNikon Z fcなんかは、いまの若い人たちが「デザインがかわいいから欲しい」なんて声もけっこう聞くから、クラシックなデザインというのは普遍的な価値なのかもしれない。

そういう意味では、現代のデジカメのラインナップにも、もっとクラシックなデザインのものが各社増えればいいのになと思う。

ことカメラに関していうと、クラシックなデザインのもののほうがライフスタイルに溶け込むんじゃないかとも思う。さりげなくカフェのテーブルなんかに置いて光景に馴染むのも。フィルムカメラのようなデザインのカメラだったりする。ゴツい現代のプロフェッショナル機より絵になるでしょ。

FUJIFILM X-T5, XF 35mm f1.4 R

考えてみると、昔は写真を撮るといえばカメラで撮るしか方法が無かったから、どのご家庭にもカメラが一台はあって、世のお父さんたちはここぞという時(子どもの入学式とか、運動会とか、家族旅行とか)にフィルムを入れて写真を撮っていた。

僕の父親もカメラが趣味というわけじゃないけど、革ケースに入った銀色の一眼レフが家にあったことは、うっすら覚えている。もうあのカメラは残っていないと聞いて、ちょっとがっかりしたのだけど。

その当時のカメラは物価的に決して安くはなかったと思うけど、どのご家庭にも実用品としてあったであろうことを考えると、なんか文化的な香りがしていいなと思う。

OLYMPUS PEN-F, TTArtisan 25mm f2 C

デジカメの未来を考えると、スマホ搭載のカメラがあんなに小さいことを考えると、なにも過去のフィルムカメラの形をしている必要はないのだろうけど、なんというかな、生活シーンの中に「カメラらしいカメラ」があることは豊かな気がする。

偏見かもしれないけど、街中でスマホカメラを構えている人よりも、本格的カメラを構えている人の姿のほうが絵になるでしょ。僕は、カメラを構えている人の立ち姿が好きで、あれは黄金比的に美しい光景だと思っている。

たまに、カメラを首や肩からぶら下げていると「それ、フィルムカメラですか?」と話しかけられることがある。見ず知らずの人でも思わずそんな会話が生まれるのも、またカメラの魅力だと思っている。カメラとはやはり、文化そのものなのである。

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