FUJIFILM X-Pro2, Nokton 50mm f1.2

僕がデジカメにおいてもクラシックなスタイルのカメラを好むのは、デザインや描写傾向はもちろんだけど、シャッターフィールによるところも大きい。そう、メカシャッターのあの心地よい感触である。

シャッター音やその小気味いいショックは、カメラらしさの象徴のひとつだと思ってる。

たぶん、その感覚はやはりフィルムカメラによるところがあって、あの機械が動作していることを強く意識することで「あゝ、いま僕は写真を撮っている」というシーンを感じとるのである。

FUJIFILM X-Pro2, Nokton 50mm f1.2
FUJIFILM X-Pro2, Nokton 50mm f1.2
FUJIFILM X-Pro2, Nokton 50mm f1.2
FUJIFILM X-Pro2, Nokton 50mm f1.2

今朝持ち出したX-Pro2も実に心地いいシャッターサウンドを奏でる。デジカメなんだけど、シャッターを切っている感覚としてはフィルム写真機で撮っている感覚とシームレスな気分にさせてくれる。

今朝も僕はマニュアルモードで体感露出で撮っていたから、そうすると撮影所作的にはフィルムカメラと同じような感覚だ。もちろんフィルムカメラそのものではないけど、いい意味でフィルムとデジタルのハイブリッドな感覚を楽しめている、ということかな。

昨今は電子シャッターのみのカメラも少なくないけど、僕の場合は電子シャッターならではの恩恵を期待するような写真は撮っていないから、趣味のカメラのチョイスとしては基本、メカシャッターがあるもの、そのサウンドが心地いいものを使っている。

Nikon F6
Nikon F5, Ai AF 50mm f1.4 D
Nikon F2 アイレベル

シャッターフィールでいうと、これまで使ったカメラのなかでは、Nikon F6が最高に気持ちよかったかな。明らかに心地いいサウンドにチューニングされたような惚れ惚れする響き。初めてシャッターを切った時の驚きと歓びは忘れられない。

その音をもうちょっとハードにしたNikon F5のシャッターフィールもしびれたな。それでいうとNikonはやっぱりいい。おだやかな気持ちになるNikon FEのシャッター音も良かったし、Nikon F2の少し甲高い金属音も撮る気をそそる。それからすると、いまのNikon Z機は少々おりこうで個性に欠けるかもしれない。

他にもシャッターフィールのいいカメラについては思い浮かぶものがたくさんあるけど、ここで挙げ始めるとキリがないから、きょうのところはX-Pro2のシャッターフィールは最高だよ、という話にとどめておきたい。FUJIFILM史上、一番なんじゃないかな。