FUJIFILM X-Pro1

いまさらX-Pro1?、いや今だからこそX-Pro1!

アフィリエイト広告を利用しています
FUJIFILM X-Pro1

割とX-Pro3について書いた記事を読んでくれてる人がいるので、今夜はそのルーツであるX-Pro1について少し書いておきたいと思う。

FUJI機に詳しい人ならおなじみだけど、X-Pro1は現在のFUJIFILM Xシリーズのレンズ交換式カメラの第一号機。

10年前にまずレンズ一体型のコンデジX100が登場した後、富士フイルムが満を持して登場させたであろう勝負カメラがX-Pro1なんだよね。

そのいかにもライカを彷彿させるレンジファインダースタイルのレンズ交換式ボディは、X100と共に「物理ダイヤルを配したクラシック路線のカメラ」というFUJI機のそれからの歩みとかカメラデザインなんかを決定づけた機種じゃないかと思う。

ミラーレスとは、一眼レフ路線の発展系ではなく、フィルムカメラの良さへの回帰というメッセージも込められてるんじゃないかな。

ボディサイズをフィルムカメラのあの感触にするためにフルサイズではなくAPS-Cセンサーサイズを採用したことからも、なんというか、このカメラに込められた写真屋富士フイルムの志というかこだわりが見て取れる。

フィルムカメラを楽しむ人が増えた今、そのX-Pro1に込められた寫眞機としてのフィーリングは実に気持ちいい。

X-Pro3を使う僕でも、シャッターフィールに関しては二段階的に音を奏でるPro1のほうが好きだったりする。

あと、これはよく言われることだけど、X-Trans CMOSセンサー初代の叩き出す色が独特なものがあって、今でもその描写のファンは多い。一言でいえばどこかフィルムライクな写りなんだよね。

FUJIFILM X-Pro1, XF 35/1.4R

で、これは富士フイルムの人たちが言ってるけど、最初に登場した時に不満として語られることの多かったAFスピードやもろもろのスローな反応や動きも、その後のファームアップの繰り返しで、登場時とはまるで別物のように今ではけっこう俊敏な動きをするようになった。

このあたりも富士フイルムの開発陣の人たちが、このカメラを名機にまで高めたかったことがうかがえる。

つまり、富士フイルムという会社にとって、やはりこのX-Pro1とは特別な存在なんだよね。

僕的に唯一気になる点があるとするなら、マクロ撮影をする時にボタンで切り替えをしないといけないことだけど、そのワンアクションさえ気にしなければ、このX-Pro1というカメラは今でもなんら不満なく使える。

いや、むしろこういうハイテクカメラが増えた今だからこそ、そう、フィルムカメラを使うあの心地よい緩さを楽しむかのようにX-Pro1は独特の撮影体験を感じさせてくれる。

今だとどうだろう、四万円ほどで程度の良い個体が中古で手に入るんじゃないだろうか。

最近のカメラは新品で安くても十万円はすることを考えると、四万円で富士フイルムこだわりの名機を手にできることは大きい。

なんといっても富士フイルムの中ではX-Proシリーズはフラッグシップの一角だからね。それは、やはり作り込みがしっかりしているのである。

僕はふだんはX-Pro3を持ち出すことが多いけど、たまにX-Pro1が無性に使いたくなるんで、今もX-Pro1はしっかり現役だ。

そうだな、感覚的には他のフィルムカメラをたまに持ち出すのと同じような感覚で、このオールドデジカメのあるひとときを楽しんでる。

そして、その満足感はある意味、X-Pro3にまったく引けを取らないし、なんならX-Pro1のほうがグッとくるものがあるなと思うこともしばしばだ。

当たり前だけど、一年一年と時が経過すると共に程度の良いX-Pro1は市場から減っていくと思う。そう考えると、今は最後の買い時のような気もする。

その使用感みたいなものは、僕の過去記事をブログ内検索とかカテゴリー検索してもらえると分かると思うので、ぜひブログ内を散策してもらって、で、ぜひ中古カメラ店でX-Pro1を注意して探してもらえるといいと思う。

実機を触ってもらえたら、間違いなくその「味」みたいなものが分かってもらえると思うんで。

なんか今夜も、かなり独りよがり?な文章を書いてるけど笑、まあなんとかこのX-Pro1の素晴らしさを一人でも多くの人に伝えられたらと思ってる結果なので、そこはあたたかい目で見てほしいと思う。

やはり、プロダクトというのは、その初代機に最も熱量が込められたなんとも言えない味を感じるんだよなあ、僕なんかは。

★今日の注目商品をチェック!

関連記事