カメラへの思い

カメラは、ファインダーだ。

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Nikon Z fc

そんな言い切っちゃったら、またカメラを多様に楽しむ人から怒られそうだけど、それくらい僕の中では、カメラを始めた時に「その濃密で別世界のようなファインダーの中の光景」に魅せられたのである。

最初に手にしたカメラが一眼レフだったこともあって、僕の過去のブログをさかのぼると「周囲がブラックアウトされた密度のある世界」と表現していたりする。

その通りだろう。例え都会の喧騒の中にいても、ファインダーをじっと構えることができるシチュエーションなら、カメラを構える瞬間はまるで無音の中にいるように、ファインダーの中の光景に没頭できる。

没頭といってもそれは瞬間だ。けれども、これだけ騒々しい世界に生きている中で、一瞬とはいえ自分のまなざしの世界に没頭できる時間を持てるのは、恐ろしく貴重なことだ。

今どきのスマホカメラはよく写る。なんのカメラで撮影したか言わなければ、どうかしたらスマホカメラで撮ったのか、本格的カメラで撮ったのか分からないくらい、できあがりの写真(画像かな)は見分けがつかないくらいの時代だ。

けれど、写真はプロセスが楽しい。たとえ目的は結果としての写真であって道具は何だっていいと言いつつも、ぜひファインダーのあるカメラで、その人生の中でファインダーの中の世界に魅せられるあの没入感のようなものを、もっと多くの人に味わってほしいと思うのである。

いや、きょうもまた完全に勝手な独り言になったけど、それがカメラに魅せられた一人のアマチュア写真愛好家のリアルな声でもあったりする。

ファインダー越しの世界は、たしかに世界を少し美化したようなところもなくはない。

もっと、普通の目線で眺めて、普通にスマホカメラで撮れば、むしろ素のままでいいんじゃないかとも言われるかもしれないけど、むしろ僕らが肉眼で見る世界よりも、ファインダーを通してのぞく世界の形や色のほうが本当の世界なんじゃないかと思ってるんだ。

希望的観測、もしくは願望を込めてね。

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