沈胴ズミクロンとM型デジタルで、令和の桜を撮る。
Leica M typ240, Summicron 50mm f2 1st雨あがりの朝、こんどこそ、この週末で桜の花も見納めかなと思い、だったらやはり最後はコイツで撮っておかなきゃと。僕が長い休みの最後の日によく持ち出す、沈胴ズミクロンとM型ライカの組合せである。
正確にいうと、連休の最後によく持ち出していた原点はLeica M3と初代ズミクロンなのだけど、いまはM3になりかわって、M型デジタルのtyp240がその役目を担ってくれている。
もちろんいまでもフィルムライカで撮ることはあるんだけど、以前のようにはなんでもかんでも高価なフィルムで撮るというわけにもいかないから、そういう意味ではM型デジタルはやはりありがたい存在なのだ。
Leica M typ240, Summicron 50mm f2 1st
Leica M typ240, Summicron 50mm f2 1st
Leica M typ240, Summicron 50mm f2 1st
Leica M typ240, Summicron 50mm f2 1st沈胴ズミクロンは70年ほど前のレンズだから、さすがに逆光ではフレアも出るんだけど、順光で撮る分にはまったくと言っていいほど年代を感じさせない。
フィルムだとさすがに日中はかなり絞って撮るんだけど、デジタルなら朝夕は絞り開放でも撮れるんで、そのあたりもボケ好きの僕にはM型デジタルはありがたい。ライカ開発陣も、ライカのレンズは開放から実力を発揮するように作ってあると言ってるからね。
ズミクロンはズミルックスほど分かりやすいボケ感はないけど、それでも開放で撮るとレンジファインダーによるピント合わせはなかなか繊細だ。絞って撮ればある程度ピントは気にしなくていいが、僕は可能なかぎり開放付近で撮るから、よく見るとピントの甘い写真も多い。でも、それでいいのだ、本人的には。
Leica M typ240, Summicron 50mm f2 1st
Leica M typ240, Summicron 50mm f2 1st
Leica M typ240, Summicron 50mm f2 1st
Leica M typ240, Summicron 50mm f2 1st沈胴ズミクロンの時代の気分を味わおうと思えばモノクロで撮るのが「らしい」のだけど、さすがに桜の花となればカラーでその微妙な色合いをすくい取りたいと思ったりする。あのリアルな桜色を忠実に再現するのはむずかしいが、できるだけ見た目の色に近くなるように、いつもより露出補正を少しオーバー目にして撮る。
Leica M typ240には「スムース」というJPEG撮影モードがあるが、この描写が好きでtyp240を2台にわたり使い続けている。世間で言うところの「ライカらしい写り」がどうかは僕には分からないが、じぶん的にはどこかネガカラーの雰囲気も感じられて、typ240とライツ時代のレンズの組合せは大好物だ。
Leica M3と沈胴ズミクロンで撮る桜色には敵わないが、それに近い感覚はtyp240で僕は楽しむことができている。デジタル機ゆえに、いつかは使えなくなる日がやってくるわけだが、使えるうちはLeica M3と時折入れ替えながら、あのM型ライカゆえの撮影感覚を堪能し続けたいと考えている。

















































