
これはさすがにちょっと言い過ぎだけど笑。でも考えてみると、往年のデザインや所作が楽しめて、かつメンテナンスも安心な現行フルサイズ一眼レフで、そこにオールドニッコールが楽しめるんだったらMFの標準ズームを一本だけ持つというのは、究極の一台のお手本のような機材の組み合わせかもしれない。どうだろう。


ふだんDfにはAF単焦点をつけていることが多い。50/1.8Gとか50/1.4Dとか。やんちゃな愛犬との散歩の時でも片手で撮れるからね。でも、今日みたいに僕ひとりだけで撮り歩ける時なら断然MFのオールドレンズ がいい。しかも43-86/3.5が一本あれば、50/3.5と75/3.5の散歩用レンズ2本を持ち歩いてるのに値するからね。



43-86/3.5のことは過去にブログに書いてるんで興味のある人はそちらをのぞいてもらうとして、今日のところはその撮れ味みたいなことについて。ここにあげてる写真はほぼ絞り開放f3.5付近で撮っているんだけど、なかなかどうしてキリリとした描写でちょっと驚く。



これが40年以上前のレンズだというのがちょっと信じられないレベルというかね。でも考えてみると、f3.5のこういうしっかりとした描写で思い起こすのはライカのレンズElmar 50/3.5の写り。当時、Leica M3というとんでもないクオリティのカメラが発表されたことでレンジファインダーの開発を諦めて一眼レフへと移行したと言われる日本のカメラ産業だけど、カメラの技術競争でいえばあのライカとガチンコで戦っていたわけで、写りが悪いわけがない。それを思うと、この写りの良さはジャパンクオリティの結晶だとも言える。


さらに素晴らしいのは、これが国産初の標準ズームレンズであったこと。標準ズームだからなるべく低コストで軽量なものを多くのNikon一眼レフユーザーに提供したいと開発されたと言われ、当時もそれほど高価なレンズではなかったはず。そして、現在なら数千円でこのレンズを手に入れることができる。フィルムニコンで撮るも良し、そしてDfみたいにデジタルニコンで撮るも良し、一本持っておきたい“万能究極の一本”と言えるのではないだろうか。ひそかに僕のイチオシです。
dfとオールドニコンの組み合わせはやっぱりカッコイイ… 常々思います。
私は「25-50 F4」狙いで探してますが、Dfも欲しくなっちゃうかも(笑)所有してるのはF2フォトミックAで少し遊んでからかな?!と思ってたり。ちゅうこでもなかなか安くならず、高値安定(笑)のDf。新品と大差なければそれでも..とは言え、何かとのトレード(売却)になるのですが(笑)
Df、もう発売から5年も経つのにたしかに値が落ちないですよねー。僕は手に入れたのは実は割と最近で、世の中がD850の登場にわいてる時になぜかこのDfを新品で購入してしまいました笑。そしてLeica M-P typ240を購入する時にさすがにトレードしようと考えた時もあるのですが、手放せずに今もこうしてオールドニッコールと共にそばにいます。もうなんというか、愛着を超えた何かな気がしています^ ^
はじめまして。
久々にフィルムカメラを復活させようと思い、
いろいろと調べていたところ、こちらにたどり着きました。
私は写真を撮ることも好きですが、カメラ自体の造形も好きです。
あとシャッター音も。
ブログを読ませていただいて共感する部分があり嬉しくなりました。
そして43-86のレンズが欲しくなりました。
現在の私の相棒はDfです。
他に手元にはNewFM2/Tがあります。
いろいろと参考にさせていただきます。
なんだか共通するところが多いですねー、こちらこそ嬉しくなります。43-86はフィルム機にはもちろん、Dfにも楽しいですよー。僕は写りすぎないカメラが好きなので、43-86の少し曖昧な感じも大好きです。今はとても安く手に入るし、ぜひぜひ^ ^