Nikon Z6

次のZマウントのことについて、少し考える。

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Nikon Z6, Nikkor Z 50/1.8S

僕がいま所有しているNikonのZマウントレンズは、このブログの写真を撮影した50mm単焦点 Nikkor Z 50mm f1.8Sである。もともとは、レンズキットであるNikkor Z 24-70mm f4Sを購入して使っていたんだけど、普段50mm単焦点ばかりで撮影しているじぶんのスタイルもあって、その後このZ 50/1.8Sに入れ替えた。

標準ズームであったZ 24-70/f4Sの写りは、f4とは思えない抑揚あるボケと緻密な描写が表裏一体のように繊細な描写を作り出し、その感覚はとても素晴らしく、本当なら標準ズームとして手元に残し、単焦点は買い足しが望ましかったんだろうと思う。でも、ズームレンズをほぼ使わないじぶんの使用頻度と、入れ替えならほぼ追い金が要らないこともあって、僕は思い切って手放した。

Nikon Z6, Nikkor Z 50/1.8S

でも、ここにきて、またZマウントのズームが欲しいなと思い始めてきたのである。ただし、それは以前のf4ではなく、f2.8のZ 24-70/F2.8Sである。そう、Nikonが言うところの大三元レンズであり、めっちゃ高価なのである。30万円くらいだろうか。そう簡単には手が出ない価格なのである。

Nikon Z6, Nikkor Z 50/1.8S
Nikon Z6, Nikkor Z 50/1.8S

ひとまず価格のことは置いといて、使用頻度の少なさから手放した標準ズームをなぜ今さら再び欲しいと思ったのか。それには大きく2つ理由がある。一つは「どの焦点距離でも単焦点のような写りをする」という描写にある。これはまあ多少誇張された表現だと思うけど、いくつかの記事でそうした表現を見かける。

単焦点レンズを僕が好むのは、その美しいボケが得られる描写にある。もし仮に一本のレンズで、24mm、35mm、50mm、70mmの4本の単焦点レンズの写りが堪能できるとしたら、それはやはり魅惑の世界であることは間違いない。

Nikon Z6, Nikkor Z 50/1.8S
Nikon Z6, Nikkor Z 50/1.8S

二つ目の理由は、そのルックスにある。僕がZ 24-70/f4Sが馴染めなかった理由の一つに沈胴式ズームであったことがある。それゆえに軽量コンパクトに作られている恩恵でもあるんだけど、その間延びすら姿がどうも最後まで馴染めなかった。あと、撮り始めも少し沈胴をせりだしてやらないと撮り始めることができないのも、サッと撮りたいじぶんには少しもどかしかった。

Nikon Z6, Nikkor Z 50/1.8S
Nikon Z6, Nikkor Z 50/1.8S

それからすると、Z 24-70/F2.8Sもズーム上は前に伸びるものの、その長さはわずかで、全体的に力強いフォルムは崩れることなく24mmから70mmまでを行き来できる。撮り始めの沈胴のせりだしが必要かどうかはちょっと店頭で触ってみないと分からないんだけど、まあとにかくルックス的には合格なのである。僕にとっては、このNikonらしい力強さとはとても重要な要素なのである。

Nikon Z6, Nikkor Z 50/1.8S

どの焦点距離域でも単焦点のような描写が得られて、しかもNikonの上位モデルらしい力強いフォルム。そりゃ高価なはずである笑。だから、そう簡単には手が出ないのだけど、こうして妄想するのはタダだから、いずれ予算に余裕が出ればぜひ検討したいなと思っているのである。

Nikon Z6, Nikkor Z 50/1.8S

しかし、Zマウントといえば、望遠の70-200mmの登場も気になるし、手が届かない度でいえばf0.95のNoctもある。Zマウントのさわりを味わっただけでも、今後出てくるこうしたZマウントレンズが素晴らしい質感であることは想像がつく。悩ましいけど、ここは一つ一つ楽しく思い悩んで過ごしていきたいと思う。楽しみが続く、それも永遠に?という意味でね。

でも、その予算があったら、最後に手にしておきたいNikon D一桁機が買えるなとか、Leica M8が買えるなとか、Hasselblad 500C/M用のデジタルバックが検討できるなとか、興味は尽きないのである。困ったもんだなと思いつつ、妄想という名の僕の頭の中の防湿庫はなかなか楽しいラインナップになっていることに、今日も幸福を感じるのである笑。

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