僕のバルナックライカIIIaは最終ロットの1939年製らしい。たまらない響き。
なにげなく使ってきたバルナック型のLeica IIIaの写真をTwitterにあげたら、いつも的確なアドバイスをくれるYOUさんから、僕のIIIaのシリアルナンバーを見て、じぶんと同じ年の1939年製、80歳で同級生ですね!とうれしいツイートをいただいた。
おーー、ありがとうございます!80歳の同級生でしたか!なんかうれしいです(^。^)
— 記憶カメラ (@KiokuCamera) May 5, 2019
しかも、僕のIIIaは「最終ロット」らしいのだ。いやあ、なんだろう、このノスタルジックな言葉の響き。聞いた時、ほんと愛おしいという思いが増幅した。このIIIaはバルナック氏が生前に関与した最後のバルナックと言われていて、それだけでもどこかキュンとするわけだけど、その最終ロットと聞くと、もうね、ありがたみが増すよね。
YOUさんも言われていたけど、ライカのカメラたちはこうしてシリアルナンバーを調べれば正確な製造年なんかも知ることができるのがいい。修理のために控えていたであろう製造番号だけど、こうして80年後に振り返ることができる「年輪の目印」になると当時の開発者たちは考えたんだろうか。そんなことを想像するだけでも実にロマンがある。
それにしてもこんなに元気でピンピンしている80歳を僕は知らない笑。今朝もTRI-Xを詰めて散歩カメラへ連れ出したんだけど、手に持ったフィーリングも、シャッター音も、そのレトロモダンな姿も、生きてる!って感じなんだよね。バルナックライカは今どうだろう、3万円〜4万円くらいで手に入るんじゃないだろうか。レンズのエルマーを出しても、たぶん最新のRICOH GRIIIより安い。これはねえ、はっきり断言します、カメラ好きなら絶対手に入れて使ってみてください。ここに、ライカ版と呼ばれる35mmカメラの原点が詰まってるから。