
スナップは生ものだから、生っぽいデジタルは本来相性いいんだ。
デジタルの画像はなんというか、写りすぎるというか、生っぽいというか、それがアレで好んでフィルムで撮ったりするわけだけど、リアルさという意味ではデジタルのその生っぽさが実にいいなと思ったりもするんだよね。
それも、カラーで。レンズはズミルックスがいい。感度をめいっぱいあげて開放で撮る。ピントのズレや白とび黒つぶれなんか気にしない。その場の生っぽい空気を撮るんだ。カラッとはしない、どこかひと肌のように湿りっけのあるリアルな日常を撮るんだ。
非現実じゃなくて、ど直球の現実。平日夜のスナップとは、僕の中ではそんな生もののようなイメージだ。しばらくフィルムで撮り続けているとデジタルで撮りたくなる。フィルムとデジタルがあれば、この非日常と日常を自由に行き来できる。街を撮ろう。生ものの街を。
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