Nikon DfとMF単焦点レンズの組み合わせには、時空を超えた楽しみがある。

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今朝はずっと気になっていたズームレンズ43-86mm/f3.5〈通称ヨンサンハチロク〉をヤフオクで注文し、届くのが楽しみなんだけど、僕がふだん好んで使っているのはMF単焦点レンズたち。Auto Nikkor 50m/f1.4、Ai Nikkorが28mm/F2.8、35mm/F2.8、50mm/f1.8の計4本だ。大体各ボディに付けっ放しで、Nikon FEには50mm/f1.8、Nikon F2には28mm/f2.8(またはAuto 50mm/f1.4)、そしてデジタルのNikon Dfには35mm/F2.8が今のところの好きなパターン。そこに85mmの中望遠までカバーできる43-86が加わるカタチだ。

焦点距離としてはそんなレパートリーたけど、なかでも最近手に入れたNikon DfとAi 35mm/F2.8の組み合わせがおもしろい。先週末に初めて本格的に外へ連れ出したDfには、以前同じ場所をF2で撮影した時に装着していた35mmを比較の意味でもと思いDfに装着してみたんだけど、画角はもちろんだけど、とにかくMF単焦点レンズとDfの相性のよさに魅了された。方や半世紀前のレンズたちと、現行フルサイズモデルであるボディの組み合わせ。そこには半世紀の時空を超えた絶妙のマッチング感が存在して、なんというか不思議な気持ちになった。古さ新しさが同居するこの独特の感触は、往年のフィルムカメラたちで撮る楽しさとはまた別の高揚感があるんだ。

半世紀前、今となってはオールドニッコールと呼ばれるレンズたちを開発したNikonの技術者たちは、半世紀後もこうして最新のNikonボディに使われることをイメージしていたんだろうか。その写りは少なくとも僕の目には見劣りするものではなく、現代のカメラシーンにむしろ味わいという風を吹き込んでくれていて、開発当時の匠たちはきっと、いや絶対、50年後も使い続けられるレンズを夢見てこうしたレンズたちを世に送り出したんだろうなと今は強く思う。そのかつての技術者たちからバトンを受けるように現代にNikon Dfを送り出した現開発者たちもまたあっぱれだ。FUJI FILMのミラーレス機なんかではフィルムライクなフォルムのカメラは存在するけど、デジタル一眼レフでそれをやってのけたことは、少なくとも僕のような人間から見ると賞賛に値する行動なんだよね。Nikonとはこういう姿勢の企業です、ということを無言で激しく訴えてくる、そんな迫力であり覚悟を感じる。

そして気のせいか、Dfとオールドニッコールたちで撮った写真は、デジタルの精密さを持ちつつも、どこかフィルム写真っぽく仕上がる印象を強く受けている。それこそが古くもない、新しくもない、Df特有の何かを描き出しているように思える。Dfは古くからNikkorレンズを楽しむ人たちがそのオマージュ的に購入しているのが大半だと思うけど、この独特の世界はぜひこれまでNikonに縁のなかった人たちにも体験してほしい。ボディはフルサイズだけに少々値がはるけど、MFレンズたちは比較的手に入れやすい価格で入手できる。この現代に蘇ったフィルムとデジタルのハイブリッドは、まさに文字通り混血ならではの新鮮さを撮り手に強く語りかけてくると思う。ちょっと写真観が変わるような軽い衝撃を感じずにはいられないインパクトを持ってしてね。

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