GRの先にフィルムが待っていたのは、じぶんでも新鮮だった。

Pocket

過去のブログを読んだことのあるひとは、僕がかつてはデジタル一眼レフNikon D750を使っていたこと、そして最近まではカメラはRICOH GRだけを愛用していたことを知ってくれているかもしれない。そう、僕は去年のGW明けからカメラはGR一本に絞って写真と向き合ってきた。向き合ってきたというと大袈裟だけど、それまで散漫になっていた複数台のカメラやレンズとの向き合い方を、GRだけに振り向けることを試してきた。結果としてはすごくよかったなと。使い続けるうちにスナップはモノクロがじぶんには気持ちいいと気づけたし、28mm広角のおもしろさも気がついた。そして、とにかく写真を撮ることがそれまで以上に日常になった気がする。そういえばD750ではしてこなかったRAW撮影もGRのカメラ内現像で今では普通になった。とにかく、カメラとの距離が近くなったし、GRのポテンシャルみたいなのをそれまでよりは謳歌できた気がした。

そこまでたどり着いたからこそだと思うんだけど、見た目や雰囲気ではなく、もう一度一眼レフを持ってもいいかなとある日思った。そして、それはかつてのデジタルじゃなくてフィルムという選択だった。たぶん、撮影難度を高める向上心ではなくて、カメラの味わいをもっと楽しみたいと考えたのだろうとじぶんでは思うし、デジタルに帰るのではなくて、新しい領域へ進んでみたいと考えたんだと思う。そうして考えてみると、僕のカメラ人生は、デジタル一眼レフ→コンデジ→フィルム一眼レフという、普通辿るであろうカメラの道筋とは逆行してるね笑。でも、今だから思うけど、僕はGRだけにこだわって撮り続ける日々がなかったら、こうしてフィルムカメラにたどり着く日もやってこなかったように思う。ソリッドなGRをじぶんなりに使い倒した先に見えてきたのが、それとは正反対ともいえる時間ややわらかさをもたらすフィルムカメラ、この相反する二つのカメラの振り幅に何か新しい世界の入口を見つけたのかもしれない。入口というか、いい意味での迷宮に入り込んでみたいという感覚かな。おかげで、この性格の違う、でも僕の中では兄弟のような相性の良さを今はそんぶんに楽しめている。今では週末に散歩カメラに行く時は、ゆっくり撮るフィルムカメラNikon FEと、さっと撮るRICOH GRをセットのようにして連れ出している。ここからどんな道を僕は辿るのか、どんな発見が待っているのか、そしてその先にはさらにどんなカメラとの出会いが待っているのか。筋書きの見えないまさにドキュメントなドラマ。ゆっくりと変化するじぶんを観察していきたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA