これはコレクションではない。僕の好奇心の歴史だ。


Nikon F6, 50/1.4D

僕は過去に一度、手持ちのカメラやレンズをほぼすべて(RICOH GRのみ残して)手放した経験がある。その反動からか、Nikon FEで本格的カメラを再開してからは、新しいカメラを手に入れても手持ちのカメラを手放せずにいる。コレクションしているつもりはない。ただ、愛着があってか手放せずにいる。以下は、の軌跡であり、僕のささやかな歴史だ。

RICOH GR

1台目はRICOH GR。僕の手持ちのカメラの中でいちばん長い付き合いのカメラ。ある時期は来る日も来る日もこのGRだけで撮ってた。GR Lensは恐ろしく優秀で精密。広角28mm、縦位置構図など、GRが僕の基礎を作ったと言っても過言ではない。

Nikon FE, Ai-S 50/1.8

2台目はNikon FE。このフィルムカメラが僕に再びカメラの楽しさを教えてくれたことは間違いない。外観は綺麗だけど、ファインダーの中はけっこうゴミがあったりもする。でも、シャッターフィールとできあがりの写真が、古いことや程度はそんな大したことではないと気づかせてくれた。

Konica C35

3台目はKonica C35。昭和の大衆的カメラ普及を支えたフィルムコンパクトカメラ。操作はピントを合わせるだけのほぼオートだけど、オートで恐ろしく味のある写真を作り出してくれる。今は亡き小西六コニカの傑作レンズ、ヘキサノンは素晴らしいの一言に尽きる。

Leica M3, Planar T*2:50 ZM

4台目はLeica M3。この頃からカメラを手に入れる感覚が麻痺し始める。でも店頭でM3に触れた時の衝撃は忘れない。恐ろしく滑らかなシャッター巻き上げ、恐ろしく静かなシャッター音、このカメラがキング・オブ・カメラ、キング・オブ・ライカと言われる所以が強烈に分かった。

Nikon FE Black Body

5台目は黒のNikon FE。週末に家の近所のカメラ屋でたまたま見かけて、数千円だったから救出して持ち帰ったもの。すでにシルバーボディのFEを持っていたから、50mmと35mmのレンズをそれぞれつけて、焦点距離ごとに2台のFEを使い分けてた。今は残念ながら動いていないけど、手放さずに手元にある。

Nikon F2, Auto 50/1.4

6台目はNikon F2。この頃、NikonのF一桁機が欲しかったんでF、F2、F3を触り比べしていたんだけど、最後は機械式のNikon最終モデルが欲しくてF2にした。その堅牢性と艶のあるデザインはなんとも言えない機能美を放つ。このF2が僕の中のNikonを特別なものにした。

Nikon D300, Ai-S 50/1.8

7台目はNikon D300。フィルムカメラで露出を合わせて撮る楽しさを覚え、もう一度デジタル一眼レフをマニュアルで楽しみ直してみたいと思い、フィルム感覚の低画素で撮れるD300を中古で手にする。10年前の製品とは思えない高品質の作りに驚嘆する。さすがDX(APS-C)機のフラッグシップ機だと思い知らされる。

Nikon Df

8台目はNikon Df。D300で完全にマニュアル感覚で撮るデジイチの魅力に目覚め、じぶんの中で最後のNikonの新品購入だと位置づけて購入。フィルムニコンで使っていたオールドニッコールたちが使える世界はたまらなく楽しかった。このDfでデジタルへの偏見みたいなものは無くなった。

Nikon F6

9台目はNikon F6。フィルムとデジイチの融合みたいなものが、僕にF6を手に取らせた。その手に持った時の言いようのない凄みと品質、例えようのない美しいシャッター音に、僕は完全に魅せられた。その正確な露出計からリバーサルフィルムで撮るようになったのもF6のおかげ。本当に化け物のような一級品カメラである。

Leica IIIa, Elmar 50/3.5

10台目はLeica IIIa。Nikon F6で打ち止めだと思っていたカメラ欲がこのバルナックライカの購入と共に一気にまた扉が開いた。最初に手にしたバルナックはIIIfだったけど、ひょんなことから二日後にIIIaに交換。このバルナックを手にしたことで、街撮りスナップという好奇心が開花したように思う。すでに持っていたM3とは異なるその感覚に、ライカ=スナップカメラという認識ができあがる。

Leica M-P typ240

11台目はLeica M-P typ240。ついにスナップ欲はデジタルライカに飛び火する。ライカマークの赤バッジを廃したブラックペイントのM-Pはこれぞ究極のスナップシューターという感動があった。このM-Pを手にしてからオールドレンズにもハマっていくことになる。

FUJIFILM X-E2

12台目はFUJIFILM X-E2。Leica M-Pとオールドレンズの楽しみを雨の日にも味わいたいと思い、ひと世代前のミラーレス機とロシアンレンズたちを手に入れる。これが雨用と言わず楽しかった。Industar-61 L/D 55/2.8も手に入れるなど、すっかりオールドレンズの世界に魅せられていった。

Rolleiflex Standard

13台目はRolleiflex Standard。オールドレンズで撮る味は二眼レフ、それも赤窓時代の120フィルムの原点、スタンダードに行き着く。初のブローニーだけど、ブローニーということより二眼レフを上から眺めるファインダーで撮る行為に興味があった。そのファインダーの中の絵本のような世界は圧巻だった。

Gakken Flex

14台目は学研フレックス。これも立派なカメラということで、僕の中ではなかなか思い入れのある一台。おなじみ学研の大人の科学の付録だけど、これをじぶんの手で組み立てて試し撮りに出てみた時の感激は今も忘れない。写りは決して良いとは言い難いけど、そんなものを超越した楽しさがこのカメラにはある。

Rollei35

15台目はRollei35。これは間違いなくRolleiflex Standardの影響だ。スタンダードと同じTessarのレンズがついた最初期のRollei35が欲しかった。それまで街撮りコンパクトはKonica C35だったけど、露出を合わせて撮るRollei35の魅力が、僕には心地よく思えるようになっていた。

Asahi Pentax SP, SMC Takumar 55/1.8

16台目はAsahi Pentax SP。何を思ったのか、サッカーW杯で日本代表が勝ったらカメラ買うとTwitterでつぶやいたところ、まさかの勝利。これもまた縁だと悟り、前々から気になっていたPentax SPとTakumarを手にすることになる。それにしてもこの写りの良さにはシビれた。ここ最近で最もヒットだったカメラ&レンズになった。

Leica X2

17台目はLeica X2。これは夏用カメラが欲しかった。夏でも汗なんかを気にせずフットワーク軽く持ち出せる街撮りスナップカメラ、そう想像した時に頭に思い浮かんだのはバルナックライカ。あのサイズ感でデジタルでヒュンヒュン撮れればと考えたら、このX2にたどり着いた。外付けEVFをつけるとX2は俄然カメラらしい撮影フィールに変身する。

というのが、僕のこれまでのカメラの軌跡だ。ほんとにじぶんではコレクションしてるつもりはまったくなくて、ただただ流れに身を任せて好奇心に耳を傾けていたら、ここまでいつのまにかやってきたという感覚だ。新しいカメラを迎えるたびに、手持ちのカメラのどれかを手放そうと思ったことは何度もあるんだけど、なんというか愛着みたいなものがすべてのカメラを手元に残させたという感覚だろうか。

この先があるのか、それともここで終わりなのか、じぶんでも分からない。でも、こうして振り返ると、どのカメラにもその時のじぶんの心境にフィットした思い入れのようなものがあり、なかなか手放すことができていない。実は今、もう一台欲しいカメラがある。さすがにそれを手に入れるとなると、どれかは手放す必要があると思案中なのだが。さて、どうなることやら。


Nikon Dfは、SMC Takumar 55/1.8とも時空を超えてくれた。


Nikon Df, SMC Takumar 55/1.8

Nikon Dfのことがあらためて好きになった週末だったな。Dfはオールドニッコールたちだけじゃなくて、こうしてタクマーも楽しませてくれるオールドレンズ 母艦ボディだったと気づくことができたから。

Nikon Df, SMC Takumar 55/1.8
Nikon Df, SMC Takumar 55/1.8

タクマーは言わずと知れたアサヒ ペンタックス時代の銘レンズ。僕はこのレンズをフィルム一眼レフのAsahi Pentax SPと一緒に手に入れて、先日フィルムで試し撮りしてその素晴らしい描写にペンタックスのイメージが一変したところなんだけど、デジタルでも撮ってみたくてね。マウントアダプターを購入して試してみたんだ。

Nikon Df, SMC Takumar 55/1.8
Nikon Df, SMC Takumar 55/1.8
Nikon Df, SMC Takumar 55/1.8

オールドニッコールのカリッとシャープな描写と比べると、どこかマイルドでゆらぎのある世界。NikonとPentaxのジャストフィットとは異なる曖昧さがいいんだろうね。僕はけっこう気に入ってしまった。先週手に入れたMC Pancolarで撮った時も感じたけど、オールドレンズとデジタルの組み合わせがあらためて好きになった瞬間だった。

Nikon Df, SMC Takumar 55/1.8
Nikon Df, SMC Takumar 55/1.8
Nikon Df, SMC Takumar 55/1.8
Nikon Df, SMC Takumar 55/1.8とRollei35

その世界をあまり言葉で表現しようとするとチープになる気がするんで、DfとSMC Takumarの相性みたいなものはこの拙い作例たちで恐縮ではあるけど、なんとなく感じとってもらえれば。今週末はDfと他社ブランドのオールドレンズたちを試す二日間だったけど、濃密だったな。M42の世界、たしかにここには時空を超えた何かがある。それはデジタルでもNikon Dfでも変わらない。いや、むしろここには独特の時間が流れてるかな。なんとも言えない得した気分の日曜日の夜なのである。またひとつ、何かを超えた気がした。


想像通り、楽しかったな。Nikon DfとCZJ MC Pancolar 50/1.8の世界。


Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8

今週手に入れたオールドレンズ Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8をアダプターを介してNikon Dfにつけて、初の試し撮りへ出かけてみた。結論から言うと、想像通りの楽しさだった。いや、想像以上かな。

Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8
Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8

このレンズは1970年代から80年代にかけて東ドイツ時代に分断されていたカール・ツァイス・イエナが送り出したもの。レンズ構成的には西ドイツのカール・ツァイスの“プラナー”に値するもの。外観や部材なんかはコストを抑えてあるけど、その写りはいかにもツァイスと聞いていたので、撮るのが楽しみでならなかった。

Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8
Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8

その描写はなんと言えばいいんだろうな。僕的にいえば“綺麗な瞳”という感じかな。開放気味でいろいろ撮ってみたけど、ボケ具合はよく見ると粗さもあるんだけど、パッと見た感じではそれを感じさせない綺麗な印象を伝えてくる。全体の織りなすバランスがとれた美しいひとといったところかな。どうだろう。

Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8
Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8
Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8

このPancolarはM42マウント。なのでNikon Fマウントに装着できるマウントアダプターを介して装着している。ミラーレスではなくて一眼レフにつけるフランジバックの関係上、焦点距離は1.3倍になるらしい。あと無限遠が出なくて距離目盛でいうところの10mくらいまでかな。ただ35cmくらいの接写が可能だから、こうしたマクロのような写真が撮れたりする。そういう癖や制約も含めて楽しいと僕は思えるんだけどね。

Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8
Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8
Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8

Dfにはふだんはオールドニッコールをつけて撮っていたんだけど、ニッコールよりはやはり綺麗な気がしたかな。ニッコールはもっと男性的というかキリリとしたシャープさがある気がする。それに対してPancolarは女性的なラインや光の捉え方をすると思たけど、どうだろう。

Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8
Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8
Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8
Nikon Df, Carl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8

それにしても、すっかりオールドレンズの世界にハマってしまった。それもこうして現代のデジカメにつけて撮るのがおもしろい。時空を超えて古きレンズと現代のボディが交錯する感覚、そこに正確ではない曖昧さを見せる感じが僕にはとても神秘的で神々しく思える。写真に詳しいひとから見ればいろいろと甘い認識かもしれないけど、僕はこの不完全な曖昧さが好きだな。カメラと過ごす時間くらい正確無比な世界から解放されたいから。そこはフィルムカメラで撮る感覚と同じなんだ、僕にはね。あとはこのM42の深みにはまらないことを祈るだけなんだが笑。


金曜日は、カメラを触ろう日。


Nikon Df

金曜日、午後10:00をまわってやっとひと息つく時間。今週は連休明けとはいえなかなか長くしんどかったけど、明日の朝になればゆっくり散歩カメラできると思えば、どこかエネルギーが湧いてくる。

僕の明日の楽しみはNikon DfにM42マウントのCarl Zeiss Jena MC Pancolar 50/1.8とSMC Takumar 55/1.8をつけて試し撮りすることだ。調べてみるとNikon機とM42マウントはあまり相性がよくなくて、やれ無限遠が出ないとか、フルサイズだけど1.3倍のサイズになるとかいろいろありそうだけど、それでもまずはDfにつけてみたくて、FUJIFILMのミラーレス機にはその後だなと考えたりしている。

なんにせよ、初物を試し撮りするのは毎度ワクワクする。そんなワクワクな気持ちが、前夜に機材たちを触らせる。何をするわけでもないんだけど、カメラを手に持ってはフォルムの微妙な曲線を指でたどったり、ひたすらいろんな角度から眺めたり、シャッターを巻き上げて空シャッターを切ったり。それだけで心踊るし豊かな気分になれる。すごいよなあ、カメラって。

クラシック調のカメラは、撮る道具であることはもちろんだけど、ただただ眺めるだけでも心地いい。Nikon Dfが発売から数年経っても値が下がらないのは、そういう眺める楽しみがあるからだろうね。すっかりオールドレンズとデジタル機との組み合わせに僕は今酔っている。さて明日まであと数時間。夢の中にカメラが出てくるくらい触りまくって眠りにつくとするかな。


マウントアダプターには夢があるよね。


Fujifilm X-E2, SMC Takumar 55/1.8, M Elmar 50/3.5

今朝なんとなくNikonミラーレスのことをTwitterにつぶやいたんだけど、仮に来週発表されても今のところ購入の予定はない。というのも、僕は今、Fujifilmのミラーレス X-E2で十分楽しめてるからだ。

これまでも、Lマウントアダプターを介してElmar 50/3.5 Red Scaleをつけたり、ロシアンレンズ Jupiter-8 50/2やIndustar-61 L/D 55/2.8をつけてはストリートでスナップしたり、家の近所を散歩カメラしたりで、すっかりオールドレンズをデジタルで楽しむ日々を送っている。

Fujifilm X-E2, Jupiter-8 50/2
Fujifilm X-E2, Industar-61 L/D 55/2.8

で、ずっと気になっていたのが、Asahi Pentax SPで使っているSMC Takumar 55/1.8と、M型Leicaで使っているMマウントレンズたちをミラーレスで楽しむこと。というわけでM42マウントアダプターとMマウントアダプターを新たに入手したというわけである。

Fujifilm X-E2, SMC Takumar 55/1.8

まずはSMC Takumar。いやあ、フードをつけたらかなり先まで長く伸びたフォルムだけど、なかなか迫力があってよろしい。あ、まだレンズを装着したばかりなんで作例の写真はない、あしからず。このSMC Takumarはフィルム機であるAsahi Pentax SPで撮った時にあまりの写りの良さにほんと驚いて、ここ最近ミラーレスにも装着して試したいと思っていた。

Fujifilm X-E2, M Elmar 50/3.5

そして、僕がいちばん使っているであろうM型ライカ用のMマウントのレンズたち。ひとまずM Elmar 50/3.5を装着してみたけど、そもそもレンジファインダー用なんでマウントアダプターも薄くて、まるでM型ライカに装着した姿と違和感がなくて実にしっくりくる。なかなかカッコいいなと。Mマウントレンズは他にもSummilux 50/1.4 2ndやCarl Zeiss Planar T*2/50 ZM、M-Rokkor 28/2.8なんかもあるから、おいおいいろいろ試してみたい。

あとはM42マウントのレンズたちがもう少し欲しいかな。これまではLマウントの手頃な価格のオールドレンズを探したりしていたけど、これからはM42マウントのレンズたちもいけるから、レンズ選びの選択肢が格段に増えたこともうれしい。そんなこんなでまだこのミラーレスX-E2で試していないことも多いし、まずはX-E2をオールドレンズ母艦にしてひと通り試してみようかなと。

LMリング, Elmar 50/3.5
Leica M-P typ240, Elmar 50/3.5(L)

僕はこの他にもLMリングアダプターを持ってるから、手持ちのボディとレンズの組み合わせだけでもかなりバリエーションを楽しめる。僕が購入したマウントアダプターは安価なK&F製だからコストもそれほどかからないし、まさにオールドレンズ を遊び倒すにはもってこいのミラーレスなんだ。LMリングはライカ純正にしたからけっこう割高だったけど、曖昧さを楽しむオールドレンズなら安価なアダプターでも十分かなと。というわけで数千円で夢が格段にひろがるマウントアダプターの世界。これは夢の魔法のアイテムといってもいいくらい。そう、まだまだやることがたくさんあるのである。Nikonのミラーレスにふれる前にね。はやく週末が来ないかなあ、そんなことを思う週の真ん中、水曜日。


カメラとロードバイクは最高に相性がいいと思うよ。


Specialized Roubaix SL4 Sport, Konica C35

三連休最後の月曜日は海の日。といっても僕の住む街からは海はかなり遠いんで、水辺をめざしてロードバイクを走らせてみた。暑いは暑いんだけど、サドルの上は適度に風が感じられて、走ってるぶんにはそれほど暑さは感じない。いつもより力を抜いてリラックスライドで走ってみた。

Specialized Roubaix SL4 Sport, 撮影はiPhone8
Konica C35, 撮影はiPhone8

背中にはもちろんカメラを積んで。きょうのお供はフィルムコンパクトのKonica C35。残りフィルムが入ってるんできょうで撮り切ろうと持ち出してみた。とにかく軽量コンパクトだし、僕的にはC35は頑丈なイメージがあるからこんな炎天下のお供でも特に気を使わず持ち出せる。

撮影はiPhone8
Specialized Roubaix SL4 Sport, 撮影はiPhone8

カメラを持つと散歩が楽しくなるわけだけど、そのうちカメラを持ってもう少し行動範囲をひろげてスナップが撮りたくなる。そんな時、車で出かけるのもいいんだけど、渋滞に巻き込まれて遠出するほどではなく、徒歩と車の中間くらいの距離で寄り道しながらスナップしたかったりする。そこで自転車で出かけてみるのがおすすめだ。

Specialized Roubaix SL4 Sport, 撮影はiPhone8
Konica C35, Fujifilm 業務用100

ふだんよく通る主要道から少し横道にそれて、ゆっくり辺りを眺めながら走ってみる。そうすると昔眺めたような懐かしい光景や、ハッとするような新鮮な景色に次々と遭遇する。あの気持ち良さはたぶん、昔子どもの頃に見たサドルの上の高さから眺める視界というのが作用してるんだろうなと思う。とにかく本能が喜ぶ光景ばかりなんだ。

iPhoneカメラで撮るもよし、持参したフィルムカメラで撮るもよし。近ごろ写真欲が少し落ちたんだよなあという人にはロードバイクやママチャリでカメラと出かけてみてはどうだろう。いつのまにか運動にもなって、カメラもからだも喜ぶ休日になると思うよ。


週明けは現像を2本、ほどよいペースだ。


Leica IIIa, Elmar 50/3.5, Velvia100&業務用100

ようやくLeica IIIaの中のフィルムを使いきった。これで昨日撮ったRolleiflex Standardのリバーサルフィルムと合わせて2本の現像を週明けに出すことになる。

フィルムカメラを始めた頃は、とにかくシャッターを切りたかったのと、一日も早くフィルムのコツを掴みたくて、多い時は週に7〜8本の現像を出していたけど、最近はほどよい量に落ち着いてきた。ほどよい、っていうのは僕の中では大事なものさしだ。

ほどよい量に落ち着いたのは、ふだん撮りにデジタルが増えたから。特に代わり映えのしないふだんのスナップはフィルムをガンガン使うのはさすがにもったいない。あと仕事がなかなか忙しくて現像出しや受け取りにラボを頻繁に行き来する余裕もちょっとなかったりで、デジタルにはけっこう助けられてる。

それでもそんな合間を縫うようにこうしてフィルムカメラで写真を撮るのはなかなか癒しだからね。とてもほどよいペースでフィルムを楽しめている実感がいまある。バルナックからフィルムを取り出す所作もあいかわらず厳かで心地いい。きょうはカメラたちを陰干ししてメンテナンスしてあげようと思う。いつまでも長生きしてほしいからね。僕の人生とともにね。


カメラを難しいものにしたくない、という気持ちはどっかある。


Nikon F6, 50/1.4D

もともとこのブログはカメラのことを書こうと思って始めたんじゃなくて、「カメラを通して見る記憶の数々を記していこう」と書き始めたもの。だから、僕自身、カメラのことは詳しくないし、写真の腕もあるわけじゃない。そんな僕とこのブログではあるだけど、だんだんとじぶんの想像を超えてカメラに魅せられていく日々となり、近ごろはカメラのことについて書く機会が増えた。

それはなんとなく僕のようにカメラに詳しくない人でもカメラは気軽に楽しめるんだぞ、ということを伝えられる場になればなという思いがある。実際、カメラはプロの写真家も使う道具だから突き詰めていくと機能も所作も奥が深い。けれど、それを必要とするのはほんのひと握りの人であって、多くの人にとってはカメラの基本的機能さえわかれば実にシンプルでフランクに写真を撮ることができる。というか、いいカメラになればなるほどビギナーやアマチュアにやさしい大きな包容力がある。

例えばNikon F6は見た目も性能もゴツいけど、単に写真を撮るというこに関していえばほぼすべてがオートでシャッターボタンを押すだけで驚くほど満足のゆく写真が撮れる。フィルムカメラの原点であり35mmフィルムカメラの原点であるバルナック型ライカやM型ライカも、その撮影所作は驚くほどシンプルで、変な操作に惑わされず写真を撮ることにまっすぐ集中することができる。

近ごろのデジタルだって、M型デジタルのLeica M-P typ240は想像以上に機能も少なく、街中でサッとスナップを撮るのにも必要以上に躊躇することなく写真が撮れる。一見面倒に見えるクラシカルな二眼レフだって、撮ってみればその操作のステップが拍子抜けするくらいシンプルで、あ、もっとはやく出会っておけばよかった、みたいなフレンドリーさへの感動がある。そんな、実はカメラは僕らアマチュアの写真好きビギナーにも優しいんだということがブログを通して伝えられたらなと思うんだな。

しかもカメラはシチュエーションにも優しい。何も絶景やモデルさんを撮らなくても、撮る楽しみということでいえば、カメラさえ持ち歩いておけば辺り一面が被写体になる。僕にはこのカメラの一面も構えることなくとてもリラックスして向き合えて、心底カメラに出会えてよかったなと思っている。そうして日々を楽にユニークなものにしてくれたカメラたちだから、なかなか所有カメラをどれも手放せずにいる笑。けれど、たまにいつもと違うカメラを持ち出してこうしてブログにそのカメラのある暮らしの気分みたいなものを綴るのもまた僕自身の気分転換や癒しになる。そんなことを感じながら、コツコツとだけど難しくないカメラのブログを書いている。


デジタルな日々にフィルムを混ぜる最高。


Rolleiflex Standard, Leica IIIa

それにしても暑かった。暑すぎると人間は少し理性を失うというか、少し撮り歩いてきた笑。あ、現像はまだなんで作例はない、あしからず。僕が気分転換にこの酷暑の中でも持ち出すのは、やっぱりフィルム。そこはね、どこか涼しくなる気がするんだ、不思議だよね。

フィルムを始めて加速した僕のカメラ生活だけど、最近はデジタルで撮ることの方が多い。なかなかフィルムでスナップを撮る暇がないというか、現像ラボを行き来する余裕がなくて、でもデジタルでも全然平気じゃん!というのが、今の僕の気分。Leica M-P, Nikon Df, Fujifilm X-E2に加えて、最近Leica X2も手に入れたんで、デジタルなローテーションでけっこう日々を楽しめている。

Rolleiflex Standard, Fujichrome Velvia100

とはいえね、カメラ生活ばかりじゃなくて仕事の日々のほうもはっきり言ってデジタル漬けなんで、そこはね、やっぱり体が求めるんだよね、たまにフィルムのあの感触をね。ジーコジーコと手で何かを動かし何かを創り出すあの感触。フィルムカメラは雰囲気ある写真の風合いの良さだけじゃなくて、あの機材たちあっての世界なんだよね、やはり。

きょうは久しぶりにローライフレックス・スタンダードを持ち出したけど、まあお約束の失敗としてフィルムチャージを忘れて、また意図しない多重露光を撮ってしまったわけだけど、それも含めていいんだよね、フィルム機材の所作がね。露出計をかざすのも暑苦しかったからぜんぶ体感露出で12枚撮った。暑いんだけど、でもあの絵本の世界の中にいるようなファインダーの絵を見ると、何か心にすーっとそよ風が吹くような感覚があるんだ。ウエストレベルファインダーのあの感動的なひと時は、ぜひ一人でも多くの人に味わってほしい、ほんとうに。

Leica IIIa, Elmar 50/3.5

そしてローライフレックス・スタンダードを連れ出す時は、必ずサブ的にもう一台のカメラを持ち出すんだけど、きょうはこのバルナックLeica IIIa。残りフィルムが入っていたのもあるけど、とにかく軽く軽快だからね。スタンダードのお供としてはこのIIIaかRollei35がいい。ブローニーを12枚撮るとちょっと集中し過ぎるというかいい意味で少し疲れるから、その後に135フィルムでサクサク撮る感覚はまた気持ちいい。

僕のカメラ生活のペースというか型みたいなものが少し定まってきた気がしてるんだけど、基本はデジタル、そしてたまにフィルム。その割合はどうだろう、デジタル7:3フィルムくらいな感じかな。でも心の中の割合的にはデジタル5:5フィルムくらいの感覚があるから、やっぱりフィルムが満たしてくれる影響というのは偉大なんだなと改めて思う。で、これから愛犬の散歩にまたカメラを持ち出して行くんだけどね。我ながら物好きだなと思ったりしながら笑。


朝のファインダーの中は生命力に満ちている。


Nikon Df, Auto 50/1.4

連休2日目の朝は、Nikon DfにAuto Nikkor 50/1.4をつけて散歩カメラしてきた。Dfはいつものおなじみのボディだけど、Auto 50/1.4は久しぶりかな。いつもはNikon F2につけていることが多いオールドニッコールだ。

Nikon Df, Auto 50/1.4
Nikon Df, Auto 50/1.4
Nikon Df, Auto 50/1.4

感度は400、陽射しがすでに強かったから少し絞ってf値は2〜2.8くらいで撮り始めた。それにしても朝のファインダーの中のまぶしさは素晴らしい。愛犬との散歩があるから早朝にカメラを持ち出しているのもあるけど、僕は朝のファインダーの中の世界が好きだ。理屈抜きに好きだ。

Nikon Df, Auto 50/1.4
Nikon Df, Auto 50/1.4
Nikon Df, Auto 50/1.4

朝の散歩道の木々や緑たちは、いかにも朝の呼吸を始めたエネルギーが充満している感じで、そこに太陽の光が降り注ぎ、光合成つまり酸素を大量に作り出し発散している感じがファインダー越しに伝わってくる。

Nikon Df, Auto 50/1.4
Nikon Df, Auto 50/1.4
Nikon Df, Auto 50/1.4

辺りに人が少ないのも、一眼レフでじっくりシューティングするにはいい。風の音とか、大地を踏み鳴らす音に混じって、少し硬質なシャッター音が空気を少し切り裂く感じもいい。できればもっと撮り続けたいところだけど、ジリジリと容赦なく照りつける陽射しに、早めに家に帰りつく。午前8時半、もう太陽は途轍もなくエネルギーを発散し始めた。さて、始動だ。