Nikon Dfに久しぶりにAi 28/2.8をつけて、マニュアル散歩。

Nikon Df, Ai 28/2.8

今年もあと2日。なんかやり残したことはないかなと考えていた時、ふと修理から戻ってきたレンズAi 28/2.8を、その後ちゃんと試し撮りしてないなと思いつき、Nikon Dfに装着して古い町並みを撮ってきた。

Nikon Df, Ai 28/2.8

28mmといえば僕はGRでいつも使っている焦点距離なんだけど、久しぶりに一眼レフのファインダーの中で見る28mmはずいぶん広大に見えて、なかなかむずかしいなと感じたり。

Nikon Df, Ai 28/2.8

あと、フィルムで撮る時とは違って、デジタルに装着した時のオールドニッコールは想像以上に素直というか平凡というか、あれ?こんなに普通の絵だったっけ?このレンズ?と正直思ったかな。なので、作例といっても僕の写真はイケていないので、そこのところはご容赦を☺︎

Nikon Df, Ai 28/2.8

ミラーレスなんかにオールドレンズをつけて雰囲気ある写真を撮ってる人なんかを見かけたりするけど、僕の場合は全然下手くそで、デジタルボディではいまいちオールドレンズらしい描写は作り出せない。レタッチもしないから、オールドレンズで撮ったと言わなければ分からないレベルだったりする。

Nikon Df, Ai 28/2.8

まあ写真のほうはいまいちではあるんだけど、マニュアルのレンズで撮るのは本人としては楽しくて、まあ良しとしている。Nikon Dfならレンズだけじゃなくて、ボディの操作の方もフィルム時代のダイヤル操作が楽しめるから、撮ってる時間はたっぷりと癒し効果に浸れるのである。

Nikon Df, Ai 28/2.8

絞りはほぼf4でずっと撮ってた。ボケないこともないけど、そこは開放付近よりは締まって見える。ボケが少ない分、僕の腕前くらいではさして一眼レフらしい写りにはならず、iPhoneカメラで撮るのとそう変わらない感じがしないでもないけど笑。

Nikon Df, Ai 28/2.8

つまり写真とはやっぱりカメラやレンズの違いはさして問題ではなくて、やっぱり撮り手の視点であり腕前の問題なんだよね。その人の中ではカメラやレンズの違いはもちろんあって、カメラやレンズを替えると何か新しい気分が写欲を押し上げたりしてくれるわけだけど、他の人との兼ね合いでいえばカメラやレンズの差は大した問題じゃない。写真はそこじゃないといつも思う。

Nikon Df, Ai 28/2.8

Nikon FEと43-86の記事の時にも書いたんだけど、オールドレンズはやっぱりその当時のボディ、つまりフィルムカメラに装着したほうが味があるなあと思う。デジタルでマニュアル撮影を楽しむ分には全然アリなんだけど、出来上がる写真に関していえばそこはその時代ならではの「滲み出る何か」がある気がするから。というわけで、次回はフィルムニコンに装着してAi 28/2.8の試し撮り第二弾としよう。

ありがとう、Nikon FE。

Nikon FE, Ai50/1.8

本日が仕事納めでいよいよ2017年が幕を閉じようとしている。僕の今年を一言でいえば、やっぱり「フィルムイヤー」ということになるだろうな。そのすべては、このNikon FEを手に入れることから始まった。

フィルムカメラのことはほぼ知識がなかったけど、ある日カメラのキタムラの中古カメラのショーケースで目があったNikon FE。このカメラがいつの時代のカメラで、絞り優先の電子式シャッターでなんて知るのは買った後のことで、このカメラを手に入れようと考えたのはその佇まいに惚れたということが大きい。性能は、なんというかそれまでNikonのデジイチを使ってきてNikon機を信頼していたから、フィルムカメラにおいてもあまり心配しなかったな。そして購入した週末にフィルム初の試し撮りをするわけだけど、ビギナーの僕にも驚くくらい普通にフィルムらしい写真が撮れていたことで、一気にフィルムカメラへハマっていくことになる。

その後に街撮りスナップ用にKonica C35、機械式を持っておきたくてLeica M3とNikon F2、シャッタースピードやAF性能を高めたくてNikon F6とフィルムカメラのバリエーションを自然と増やしてゆく。ほぼ毎週、数本のフィルムを現像してたなあ。フィルムの種類のほうも、業務用100にはじまり、PRO400H、モノクロのILFORD XP2 400、あと秋を前にリバーサルフィルムにも挑戦して、まさに実験的な一年だった。なんとなくたまっていったオールドニッコールのMFレンズたちをデジタルでも試したくて、Nikon D300とNikon Dfも日々の散歩カメラに仲間入り。フィルムというカメラの原点に立ち返ったことで、デジタル一眼レフの面白さを再確認した一年でもあった。

でも、カメラのバリエーションのほうはそろそろ打ち止め。来年は撮る時間、カメラより写真そのもののほうに少しこだわってみる年にしたいと考えている。ここ数日は、じぶんへのクリスマスプレゼントに購入したソール・ライターの図録本を眺めたり、写真関連の書籍を引っ張り出して再読したりしている。そうすると、僕のこれまで撮ってきた写真があまりに平面っぽくっておもしろさに欠けることに気づいたり。まあ、シャッターをじゃんじゃん切ることが楽しかったんだろうね。そういう段階からもう一段、じぶんの撮る写真を高められればおもしろそうかなとか考えている。

それもこれも、はじまりはこのNikon FEから。ライカやフィルムニコンのフラッグシップ機も素晴らしいけど、あえてカメラのグレードにこだわることなく、このシンプルニコンといわれる気取らないカメラで、ゆるくラフに撮影時間を楽しんでみたいなという思いもふつふつと。そうだなあ、来年は街撮りにも一眼レフやライカを持ち出してみようかな。とにかくひとつでも新しいことに一歩を踏み出してみたい。そんなささやかな構想を練るのがこの年末年始の休みのひそかな楽しみである。

カメラもスマホも小さいって素晴らしい。片手でヒュンヒュンって操作できるっていうね。

RICOH GR, Konica C35

僕のiPhoneは大きめサイズの6Plusだったんだけど、ここのところタッチのレスポンスや電池の持ちが醜くて、見た目は全然古びていなかったんだけど、ついにしびれを切らしてiPhone8に買い替えた。

まあ使い心地の悪さが買い替えの一番の理由ではあるんだけど、6Plusの大きさともなると両手で操作しないといけないので、それもずっと気になる要因だった。特に写真を撮るときに片手でサッと撮れなくてね。うーん、これじゃスマホの軽快感がまるでないじゃんと、写真を撮るたびに次に買い換えるときは片手で撮れるサイズのiPhoneに戻そうとずっと考えていた。

お店に行くまではね、iPhone5時代のサイズと同じの現行モデルiPhone SEにしようとさえ考えていたんだけど、いざお店で触り比べてみたら、最新モデルのiPhone8もなんとか片手で操作できそうだったから、いつものスペースグレー、容量は写真やるから256GBタイプにした。まあ性能は最新のものだし、デザインもガラス復活ということでなかなか素晴らしいんだけど、僕の場合はとにかくこのコンパクトさが決め手だった。

iPhone 8Plusはカメラは素晴らしいんだけど、大きさが6Plus同様とにかく大き過ぎるのでパス。ホームボタンのない記念モデルiPhone Xも触り比べたんだけど、8と8Plusの中間サイズといえばいいかな。やっぱり片手で操作するには大きすぎて、僕には合わなかった。

で、お店を出てからiPhone8を片手で触ってるんだけど、やっぱり軽快さがまったく違う。片手でヒュンヒュン操作できるってってのは、積もり積もればかなりの使い勝手の良さにつながると思う。そんなことを考えてたら、これ、カメラにも通じるところだよなあと。ニコンやライカを両手で構えて撮るのもいかにもカメラっぽくて本格的で楽しいんだけど、コンパクトなGRやC35を片手で操作して撮る、アノ軽快感はやっぱりたまらないものがあって、カメラもスマホも小さいって正義だなあと。どうかしたら、写りの良さと同じくらい重要な要素だと思うんだ、小ささってね。GRなんかはほんと片手で操作できる場所にすべての操作系ダイヤルやボタンがレイアウトされてるから、とにかく片手でサクッと撮ることに重きが置かれている。なんてったってスナップ用カメラだから、片手で撮りやすいかどうかはとても大事な要素なんだ。

というわけで数年ぶりに片手で撮れるiPhoneが僕の手元に帰ってきた。これでiPhoneカメラで撮る写真も少し増えるかな。なんだかんだ、いちばん身近なスナップ用カメラともいえるからね。いいプロダクトの基準、それは片手で操れるかどうかだったりするんだよね。