ラフに使えるおすすめの散歩カメラ、Nikon FE。

7月最後の日曜日、きょうも猛烈に暑かった。プールも休みだし、体を動かしたいけど、写真も撮りたい。そうだ、一石二鳥の散歩カメラだと思い立ち、Nikon FEにフィルムを入れて一時間半ほどのらりくらり散歩カメラしてきた。

バッグにはフィルムコンパクトのKonica C35も入れていたけど、週末くらいはやっぱり一眼レフで撮りたいと思い、FEで9割、C35で1割という感じで散歩スナップを撮って歩いた。レンズは35mm、フィルムは業務用100、FEはずっと肩からぶら下げて歩く。この組み合わせはとにかくラフにサクサク撮れる。しかもFEは絞り優先で撮れるから、それもまたシャッター回数を加速させる。

このNikon FE、昨今人気の機械式シャッターであるFM系と比べると電子式シャッターということで人気薄なところがあるようだけど、絞り優先で撮れるというのはやっぱり便利で、ファインダー内の追針式の露出計を見ながら撮るのはやはり楽ちん。金属ボディで丈夫だし、こうして半世紀経っても使えていることを考えると、十分頑丈なカメラ。安くて使い勝手がよく丈夫なフィルムカメラを探しているビギナーの人にはほんとおすすめの一台だと思う。

僕はあまりそうした知識がなくて、たまたま中古カメラ店で目が合って惚れた一台がこのFEだったんだけど、おかげで手軽にフィルムを始められたし、デジカメで使い慣れていた絞り優先で撮れたからとっつきやすくもあった。写りもそこはやっぱりNikonだからレトロな質感を味わいつつもしっかり撮れる。あまりのコスパのよさに、僕はもう一台ブラックボディのFEもその後入手した。

僕はLeica M3とNikon F2も所有しているけど、さすがにこの二台は大事に使いたいという思いもあって、汗や日光が気になるウォーキングの友としてラフに外に連れ出すのは気がひける。でもFEならそこまで神経質にならず、手軽に肩からぶら下げて外に持ち出せる。いつもカメラといたいという人には、こうしてラフに使い倒す用のカメラを一、二台持っておくと、なにかと便利で都合がいいし、カメラライフがよりひろがると思う。

やりたいことは、いまやろう。

もちろんそこには時間が必要だったり、お金が必要だったり、いろいろ制約もある。でも人生は子どもの頃に想像したほどは長くない。僕も人生でいえば半分を通り過ぎてシニアのほうが近い歳になり、いま人生を挽回するような気持ちでいたりもする。やりたいことは山ほどあるけど、時間はそれほどないことにも気づく。定年を迎え、さあやりたいことをやろうとした時に体が言うことを聞かなかったシニアの人が若者にいった言葉、「君は、やりたいことは全部今やれ」。それはけっこう人生の真理のような気もする。若い頃はひたすら仕事を趣味にしてきたけれど、なんとか体が言うことを聞くうちに、僕はやりたかったことは後悔しない程度にやり尽くしたいなと考えている。家族には迷惑をかける局面もあるかもだけど、それでも後悔を常に背負った僕よりは、生き生きとしている僕のほうが家族のためにもなるんじゃないかと。

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フィルムを変えるより、僕が変わったほうが早いや。

初めてFUJI PRO 400Hで撮った。いつもいちばん安いフィルム FUJI業務用100で撮っている僕の初めてのプロ用フィルムだ。いやあ流石だ、とか言いたいところだけど、率直な感想として業務用100で撮った写真とさして変わらないなあと。正確にいうと、見る人が見ればPRO 400Hらしい描写の差異があるのかもしれないけど、撮った僕の心象というか狙い的にはさして変わらないのである。

考えてみると、フィルムを変えたことだけで何かいい写真が撮れるんじゃないかと思ってパシャパシャ撮ってしまったじぶんがいるようにも思う。写真のトーンがどうのこうの言う前に、撮り手の僕がフィルム頼みみたいになってしまったのかも、とかふと思った。写真は簡単に撮れるけど、だからといって簡単に思ったような写真が撮れるわけじゃない。プロ用フィルムを使ってみて、さして変わらないじぶんの写真を見て、そんなことを思った。

気分転換という意味ではフィルムを変えるのはいい方法だけど、僕はまだまだその前にじぶんを変える必要があるなと思った。写真を撮る意識とか技術とか気分とか。もっとそのあたりをあたためていったほうが写真の変化を楽しめるってね。業務用100でまだまだ勉強だ。というか、業務用100でフィルム写真を好きになったから、僕にとってのいい写真とはその延長線上にある気がしている。