トライアスロンへの挑戦

2ビートキックができるようになった。クロールが格段にしなやかで楽になった。

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クロールの2ビートキックとはこの動画のように、手を一回かくときに脚を一回キックする泳ぎ方。つまり左右の手を動かす時にキックを2回だけしか入れないから、脚からくる疲れが少なく、長い距離を泳ぐのに向いている。

普通の人は6ビートキックが多いけど、僕はトライアスロンに向けて楽に長く泳げるクロールを練習してるからずっと2ビートキックをめざしてきたんだけど、これがなかなか感覚的に難しい。

よく言われるのは、右手を入水して前へグライドする時に左足を一回キック、左手を入水して前へグライドする時には右足を一回キック、つまり前へ伸ばす手と対角線上の足をキックするというものなんだけど、僕はこの理屈だと手足がバラバラに動いてなかなかうまく2ビートキックができずにいた。

ところが、今日スクールのコーチに習ったら一発でできるようになった。そのコツとはすごく簡単で、伸ばす手を基準にするんじゃなくて、かく手を基準にすること。

つまり、右手をかく時に同じ側の右足を一回キック、左手をかく時に同じ側の左足を一回キックするというもの。これで僕の体は理解できるようになり、ものの五分くらいで突如2ビートキックができるようになった。

ここのところ一人でもくもくと泳ぐことが多かったのだけど、時にはこうしてコーチにレッスンしてもらうのが大切だなあとあらためて思った。

2ビートキックはキックの回数を減らすぶんだけ疲れにくいというのがあるけど、僕がいいなと思ってきたのはその優雅な泳ぎのスタイル。

クロールは体をローリングさせて推進力を生む泳ぎ方だけど、この2ビートキックは足でこのローリングを効果的に生み出しスクリューのような泳ぎで進んでいく。それが魚のようにしなやかに泳ぐ姿をつくりだす。

必死に体を動かして泳ぐんじゃなくて、水中を優雅にしなやかに泳ぐ。2ビートキックが”美しいクロール”と言われる所以だ。

水泳を始めて一ヶ月半、またひとつ泳ぎの楽しさがひろがった。この2ビートキックが体に染みついてきたら、その先にはトライアスロンのオープンウォータースイミングが見えてくる。人生、なんかおもしろくなってきた。

〈では、おさらいでTIスイム竹内代表の世界一美しい2ビートクロールをどうぞ〉

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