写真とは

浮遊する林ナツミさんとその写真について。

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昨日、林ナツミさんと原久路さんご夫妻の撮る写真の世界についてポストしたけど、その続きを。いや、この話はたぶん今後何度もこのブログに出てくると思います。僕は完全にこのお二人が表現する世界にやられてしまったから。

この写真はお二人の共同のInstagramを少しさかのぼってアップされていたもの。僕は恥ずかしながら原久路さんのことを認識できていなかったのだけど、林ナツミさんの写真の師匠でもあるアーティストでご主人なんですね。そして、この写真のモデルがその原さんですよね、たぶん。

お二人の表現の背景にあるものを知りたいなと検索していたら、林ナツミさんのインタビュー記事(FUJI FILM)を見つけました。ここに浮遊する写真を撮る思いとかきっかけ、原さんのことも載っていたのでアップしておきます。

人間は重力というものに支配されて生きてるようなところがあるけど、その重力から解き放たれるような姿を捉えることで自由になれるような感覚が、たしかに林ナツミさんの写真からは言葉の意味を超えて強く、発散するように伝わってくる。もうそれは解釈の仕方を説明するほうが野暮な、見る人の心の中に宿る感情がすべてのようなピュアな強さ。林ナツミさんの写真は浮遊していることが重要なんじゃなくて、その写真で伝えようとしている人間が生きることの有り様の強さなんだなと、浮遊していない写真の数々を目撃するようになってビンビン感じている。

そんなお二人が活動の拠点を移した別府という舞台。何か邪念を振りほどいて人間の無垢な不思議さとか強さ、儚さとか希望を描こうとした時、この地を選んだことがほんの少しだけど分かるような気がした。

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