日記のようなもの

大抵のことは空が忘れさせてくれる。

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海もそうだよ、というひともいるのかな。僕は空。ただ、若い頃はそんなこと1ミリも考えなかった気がするけど。空とか花とか大人になると自然が愛おしくなるのはなぜなんだろうね。

このまえTwitterで就職して3年くらいの若者が、離れてみて故郷の風景の素晴らしさがわかったって言ってたけど、そうなんだよね、そんな感じ。若い頃はみんな都会に出たがる。それは希望の証みたいなもんだし、それが自然でもあると思う。でも、家族のもとを離れてひとりになってみて、それなりに世間の風とかダークな部分とかにさらされると、世の中がバランスみたいなことで成立していることに少し気づき始める。そんなあたりからじゃないかな、自然が恋しくなったり、故郷が愛おしくなったりするのは。

それでも、誰もがそんな自然のもと暮らせるわけでもない。だから、空がある。どこにでも山や海はあるわけじゃないけど、空ならある。ビルの谷間からでも、地下道から上がる階段の先にも。時にふと思いつめることがあったら、空を見上げる。なければ空を探す。そうすると忘れさせてくれることはけっこうある。音楽もあれば空はいろいろな思いに連れてってもくれる。この星のつくりはなかなか見事だなって。

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