気になるモノ語り

僕の中でBMWとは「3」のこと。

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今夜は久しぶりに愛するBMWのことについてポストして眠りにつこうと思う。僕は若い頃にまさにこのE30型BMWに憧れて過ごした。その時はとてもじゃないけど買うことなんてできなくて、ただひたすら夢に見ていた。街中で見かけるBMWが僕のショールームだった。それから何年もの月日が巡り、僕もそれなりに歳をとり、やがて中古で念願のBMW E30型の3シリーズを手に入れることになる。生産から十数年経っていたけど4万キロしか走っていない極上の掘り出し物だった。嬉しかったなあ、毎日車庫で眺めてた。洗車するとその時代のなんとも言えないボディラインが手に取るようにわかり、また惚れた。とはいえ古い車を維持するのはなかなか大変で、結局2年ちょっとで手放すことになる。でも、一度この3シリーズの人馬一体感を経験するともう離れられない。以来、僕はずっとBMWを乗り継いでいる。一度だけオープン2シーターのZ4に乗ったけど、それ以外はずっと3シリーズだ。というか、僕にとっては”駆けぬける歓び”とは3シリーズのこと。贅沢品とかとはちょっと違う、あのコンパクトなボディこそがBMWの走りの真骨頂だ。

今となっては他の車に乗ったことがないからBMW以外の車の進化みたいなものは分からない。きっと国産のハイブリッドカーやスバルの車なんかもいいんだろうなとも思う。でも、ゆっくりのスピードで交差点を曲がるだけでも気持ちのいい車を他に知らないし、高速道路のサービスエリアから本線に合流するだけで胸のすく体験ができる車をほかに僕は知らない。駆けぬける歓び、それは海外では”究極のドライビングマシーン”と表記される、まさに文字通りのただひたすら運転することが楽しい車だ。しかもBMWのよさはその走りが色あせないこと。最初に所有した3シリーズは古いこともあって手もかかるはお金もかかるはで維持し続けられなかったけど、ようやく少しばかりお金をかけられる歳にもなり、今はできるだけ長く愛車を乗り続けたいと思っている。あまりに3シリーズが好きすぎて、セダンとワゴンの二台の3シリーズを所有しているんだけど、なんとかこのまま維持し続けて、一台はやがて息子が免許を取る歳になったら譲ってやりたいという小さな夢みたいなのもある。

僕みたいな大人はほんと見た目だけ歳をとってるけど中身はガキで、二台の3シリーズを維持するくらいなら他にお金の使い途もあるということも頭じゃわかってはいるんだけど、そこはなかなか大人にはなれないところ。とはいえ、新しいBMWが欲しいという物欲ではなくて、今まで自分が乗ってきたBMWをこれからも大事に乗り続けたいという欲求。奥さんをなだめながら笑、仕事を頑張って維持費を捻出し続けながら、許されるかぎりこの二台の3シリーズと人生を駆けぬけ続けたいと思っている。僕にとって”走る”という行為は生きることそのものだから。

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