Leica M3

一生、試し撮りだから。

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週末に立ち寄った古民家カフェの写真が現像からあがってきた。見てみると、意外と普通に撮れている。屋内だけど、常用しているFUJI FILM業務用100で撮ったものだ。なにせフィルム歴3ヶ月だから、まだまだ露出とフィルム選びの感覚がおぼつかない。僕のつたない知識だと、屋内の灯りだと感度400以上のフィルムを使わないときちんと撮るのはむずかしい、そんな風に思っていたんだけど、f2でシャッタースピード1/50で撮ってみると意外と撮れるんだなと。ただ、風通しのいい日本家屋の晴れた日の部屋の中だから、そこそこ屋内には太陽の光が差し込んでいた。そんなシチュエーションなら感度100でもまあ撮れるんだなという経験になった。家族の写真も撮ったけどそれほどブレでもいなかったから、動きのあるものもいけるかもしれないなとか。

そうして撮ってはみたものの、現像するまではちゃんと撮れているかは未知数だったから、屋内で撮るなら感度400以上のフィルムも必要かなあとTweetしたら、いつもいろんなアドバイスをくれるフォロワーさんが業務用100でもけっこう撮れますよと事例写真を送ってくれて、それがたしかに雰囲気よく撮れていたから現像あがりを少し楽しみにしていたんだよね。これで、ある程度は業務用100で屋内もいけることが確認できた。そう、なんでも実際にやってみて失敗も成功も脳と体に染み込ませていくことが僕にはたいせつ。Twitterやネット記事なんかで目にした撮影事例やアドバイスなんかは少しずつだけど色々試したりしている今日この頃。上手い写真は無いけど、じぶんの中では確実に失敗カットが減ってきているという実感はある。

考えてみると、写真を撮り続けるということは、きっと「一生、試し撮り」なんだろうなあと思う。露出の値を覚えたからといって好きな写真が撮れるわけじゃない。それは前提条件をクリアしただけで、その日その時間にしかない光と影と少し仲良くなれたということであって、明日になればまた微妙に異なる光と影の中、写真を撮ることになる。昨日までの経験を紐解きながら、いちばん仲良くなれる露出値を探りながら撮る、また撮る、その連続。そして現像した写真を見て、また考え、そしてそれを経験値に、また撮る。その繰り返し。んー、一生でも足りなさそうだ☺︎。でも、この不確かなものが僕には心地いい。欲しいのは答えじゃなくて問いなんだ、なんでもね。

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