Leica M-P typ240

なかなかシンドイことが多い日々の中で、カメラに救われることは少なくない。

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Leica M-P, Elmar M 50/3.5

なるべくポジティブにいようと思うけど、世の中どちらかというとシンドイことのほうが多いよね。これはもう人生、ずっと学びの連続だから。兄弟だって家族だって100%理解して過ごすなんて難しいんだから、社会に出れば価値観の違う他人たちに四方囲まれて、それはもう理不尽なことだらけといっていい。そんな日々を反面教師にしながら人はひとつひとつ人生の生き方を学んでいく。戦ってるんだよね、誰しも。

そんな日々に、一人でじぶんの操る何かにおいてモノを創造する時間というのはとてもたいせつ。絵でもいいし、音楽でもいい。少しの間没頭して何かを紡ぎ出す行為は、理不尽で思い通りにいかない世界をちょっぴりだけ浄化してくれる。カメラで写真を撮るという行為も、とてもいいと思う。絵や音楽を創り出すほどは難しくなく、カメラを持って街に出さえすれば写真という創作物を生み出すことができる。一日に数枚でもいい。一人、没頭する時間をもたらしてくれることこそがカメラの最高性能だ。

撮らない日があってもいいから、カメラを鞄の中に入れて持ち歩こう。そして、いい瞬間に巡り会ったら素通りせずにシャッターを切ろう。少し通り過ぎてしまったら、そのまま通り過ぎずに引き返してファインダーでのぞいてみよう。その数秒の思案がこころにスーッとする何かをもたらしてくれる。最近、ほんとにそんな風に思う。引き返すこと多いんだ。明日からまた平日の日常が始まる。カメラを持って戦おう、平静を取り戻すために。

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